物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

エース、石狩第7センター稼働 来月 事前予約で荷待ち解消 作業員の負担減らす

物流企業

2018/11/15 0:00

 エース(中野政嗣社長、北海道石狩市)は12月1日、石狩第7物流センター(同市)を本格稼働させる。ドライバーの長時間労働解消をコンセプトとした大型物流センターで、トラックの到着予定時刻をパソコンやスマートフォン(スマホ)から事前に予約できる「トラック予約受け付けシステム」を取り入れた。これまで長時間労働の要因の一つだった荷待ち時間を解消することで、労働環境の改善を図る。(岡杏奈)  敷地面積が4万4千平方メートル、鉄骨造り平屋建て(事務所部分は2階建て)で、延べ床面積は1万平方メートル。無人フォークリフトや無人搬送車、パレタイザー、デパレタイザー、自動検品システムなど最新鋭の機器を採用。省人化に加えて、作業員の負担を大幅に減らす。  従来の物流センターでは、特定の時間帯にトラックが集中し、近隣地域で交通渋滞を招いていたが、24時間受け入れることで到着車両を分散し、待機時間をゼロに近付ける。  更に、北海道地震の経験を踏まえて、事務所の電気を供給できる太陽光パネルを設置するほか、停電時に備え、同センターを3日間稼働させられる発電機も設置する。  需要に応じて、敷地内に新たな倉庫の建設も視野に入れる。  林博己会長は「念願だった大型物流センターが完成し、大変うれしい。この物流センターが成功を収められるよう期待している」と話している。 【写真=停電時に備え、同センターを3日間稼働させられる発電機も設置】





本紙ピックアップ

西日本最後のパンダ返還、猛暑の中で工夫し輸送

 6月28日に日本を出発し、中国に返還されたアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のジャイアントパンダ4頭。西日本最後のパンダ輸送は、関西空港までのトラック運行と通関を南海エクスプレス(橋本直樹社長、大阪市浪速区)など…

参院選、物流政策競い合う

 20日投開票の参院選は、衆院で与党が過半数割れしていることもあり事実上の「政権選択選挙」とも言われ、各党は支持拡大に向け、選挙戦を繰り広げている。特に消費税やガソリン税などを巡り、減税か給付金かで与野党の主張が激突。各…

富士運輸、スタンド納品で単独荷下ろしシステム導入

 石油製品輸送を手掛ける富士運輸(阿部悦雄社長、山口県山陽小野田市)は「2024年問題」対策の一環として、石油業界で普及が進むDCD(単独荷下ろし)システムを導入し、労働時間短縮で成果を上げている。納品先のガソリンスタン…

カリツー、東京オフィス開設

 カリツー(筒井重式社長、愛知県安城市)は、国際・国内物流事業の拡大と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)強化に向け、1日に東京オフィス(東京都中央区)を開設した。(田中信也) Facebook Twitter …

オススメ記事

西日本最後のパンダ返還、猛暑の中で工夫し輸送

 6月28日に日本を出発し、中国に返還されたアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)のジャイアントパンダ4頭。西日本最後のパンダ輸送は、関西空港までのトラック運行と通関を南海エクスプレス(橋本直樹社長、大阪市浪速区)など…

参院選、物流政策競い合う

 20日投開票の参院選は、衆院で与党が過半数割れしていることもあり事実上の「政権選択選挙」とも言われ、各党は支持拡大に向け、選挙戦を繰り広げている。特に消費税やガソリン税などを巡り、減税か給付金かで与野党の主張が激突。各…

富士運輸、スタンド納品で単独荷下ろしシステム導入

 石油製品輸送を手掛ける富士運輸(阿部悦雄社長、山口県山陽小野田市)は「2024年問題」対策の一環として、石油業界で普及が進むDCD(単独荷下ろし)システムを導入し、労働時間短縮で成果を上げている。納品先のガソリンスタン…

カリツー、東京オフィス開設

 カリツー(筒井重式社長、愛知県安城市)は、国際・国内物流事業の拡大と物流DX(デジタルトランスフォーメーション)強化に向け、1日に東京オフィス(東京都中央区)を開設した。(田中信也) Facebook Twitter …

Share via
Copy link
Powered by Social Snap