全国レディース中央会、女性活躍で地方創生 研修・意見交換で交流深め
団体
2018/10/29 0:00
全国中小企業団体中央会(大村功作会長)の全国レディース中央会(平賀ノブ会長)は18日、仙台市で「全国フォーラムin宮城」を開き、研修や意見交換などを行い、交流を深めた。 レディース中央会は2007年、全国中央会の女性部の全国組織として、全国レベルでの交流と連携を実現することなどを目的に設立。全国の約半数の都府県の女性組織が加盟し、毎年、持ち回りで全国大会(フォーラム)を開いている。その創立の地が今回と同じ仙台市で、11年ぶりの大会となった。 大村会長が「人口減少や高齢化が進む中、女性の活躍が期待されている。中央会の活動などを通じ、組合役員や部会活動で活躍する女性が増え、組織が活性化していると実感する。レディース中央会と各地域で連携し、女性の活躍をより進め、協同組合の成長、ひいては地方創生につなげたい」とあいさつ。 出身母体が宮城県の平賀会長は「当会は創立11年目を迎える。皆さんの支援、協力でここまで来られた。今は女性の力を必要とする時代で、我々、女性の可能性は大きい。中小企業こそが産業経済や国民生活を支える。力を合わせて、レディース会を盛り上げよう」と呼び掛けた。 引き続き、東北経済産業局の相楽希美局長、仙台市の郡和子市長が祝辞を述べ、村井嘉浩知事も駆け付けてエールを送った。 morichの森本千賀子代表が「人生を愉たのしむハッピーキャリアの法則」と題して講演。分科会では、GROW by GROWの有馬朱美代表をコーディネーターに、「地元企業の事業を通した街づくりと女性活躍の推進」「食品加工・観光ビジネスの交流」「ものづくりで世界へ挑戦!女性社長が日本を元気に」をテーマに、事例発表や意見交換、討議を行った。 フォーラムには、全国から250人が参加。物流関係の協同組合などからも多数出席した。みやぎレディース中央会(荒井美佐子会長)の高田登志江副会長(宮城運輸)は「女性経営者が一堂に会して交流することは意義がある。男女平等社会の中で、女性の視点で経営に臨み、女性の社会進出を支援したい」と述べた。(黒田秀男) 【写真=11年ぶりに生誕地の地、仙台で全国フォーラムを開催】