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千歳運送、秋田・湯沢に新倉庫 冬場も積み替え可能に

物流企業

2018/10/22 0:00

 【秋田】千歳運送(村上周二社長、秋田県湯沢市)は倉庫を建設し、1日から業務を開始した。一時保管サービスなど運送業務に付加価値を付けるとともに、業務の効率化を図る。14日には、湯沢市内で落成披露祝賀会を開いた。  敷地面積5940平方メートルで、鉄骨造り平屋建ての倉庫(床面積660平方メートル)と荷物の積み替え作業などを行う荷さばき上屋(660平方メートル)を湯沢市杉沢地区に建設した。  倉庫の前部に上屋が建てられ、庫内も含めて大型トラックが自由に出入りし、保管荷物の入出庫や荷さばき作業を行える。また、従来は車両に積み置きしていた荷物も、保管スペースと上屋の設置により、荷物を積み替えて車両を配車できるなど、業務の効率化にもつながる。豪雪地帯の同地域では、冬場に積み替えをできる施設やスペースが少なく、車両の稼働率低下が課題だった。  既に、タイヤ販売店や弱電メーカーから一時保管の引き合いがあるという。  同社は1992年に設立。従業員21人、保有車は4トン車、大型車など19台。合板や医薬品・医療機器などの輸送がメインで、関東方面を中心に、中京や関西、四国方面にも輸送している。  村上社長は「運ぶだけでなく、付加価値を高めた事業で生き残りを目指す。県南地域にはコメ以外の保管倉庫が少ない。新たな需要を掘り起こしていく。地域社会にも貢献したい」としている。(黒田秀男) 【写真=完成した荷さばき上屋(手前)と物流倉庫】





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