TODS、ドローンスクールを開校 胆振管内で初の指定自動車学校 年内は2回講習
荷主
2018/10/22 0:00
【北海道】苫小牧ドライビングスクール(石田浩晃社長、北海道苫小牧市)は11月、日本UAS産業振興協議会(JUIDA、鈴木真二理事長)の認定を受け、全国自動車学校ドローンスクールコンソーシアム(ジドコン、朽木聖好理事長)の加盟校として「苫小牧ドローン(小型無人機)スクール」を開校させる。ドローンスクールの開校は、胆振管内の指定自動車学校では初めて。(岡杏奈) 年内の講習は、11、12月に1回ずつ、それぞれ4日間の日程で開催する。1回当たりの定員は最大8人。法律や安全運航管理など7項目の座学と、整備・点検や操縦などの実技を学ぶ。それぞれ試験があり、同講習を修了すると、JUIDA安全運航管理者証明証とJUIDA操縦技能証明証のライセンスが取得可能。講習料は税抜き24万円で、企業が受講する場合は、人材開発支援助成金を活用することができる。 11日に行われた開校式典で、石田社長は「ドローンは、防災、点検、測量、エンターテインメントなどあらゆる場面で活用でき、市場は急速に拡大している」と強調。更に、「一方で、法整備が後手に回り、危険性や問題点も指摘されている。陸の交通安全を担ってきた自動車学校として、これまで培ってきたノウハウを空の安全教育にも生かしていきたい。多くの方々に、ドローンの持つ将来性と利便性を感じていただければうれしい」とあいさつした。 苫小牧市の岩倉博文市長が「先日の地震では、市内の霊園も大きな被害を受けたが、ドローンのお陰で広範囲に及ぶ被災箇所を立体的に把握することができた。官民問わず、あらゆる業種、業界でドローンの活用が期待される中、このようなスクールを開校していただけたことは大変喜ばしい」と述べた。 また、北海道議会の遠藤連議員と苫小牧商工会議所の石田芳人副会頭、JUIDAの熊田知之事務局長、ジドコンの朽木理事長が祝辞を述べた。 オープニングセレモニーでは、石田社長や岩倉市長らによるテープカットに続き、ドローンのデモ飛行を実施。苫小牧市の公式キャラクター「とまチョップ」がドローンを操縦し、上空100メートルからの映像をモニターに映し出した。 【写真=苫小牧市の公式キャラクター「とまチョップ」がドローンを操縦】