UD中四国、技術コンテストを初開催 顧客対応・商品知識を競う
荷主
2018/10/22 0:00
UDトラックスの中四国支社(都秋巌支社長、岡山市北区)は14日、福山カスタマーセンター(広島県福山市)で支社初となる部品業務・サービス業務の技術コンテスト「匠」(パワー・オブ・タクミ)を開催した。各支店で事前に実施された学科試験を勝ち抜いた24人が参加し、メカニック、部品、納車説明の3部門で腕を競った。 メカ・部品部門の競技には、6チーム(メカ2人、部品1人)が参加。エンジンの掛からない状態にした車両をいかに早く、正確に復旧させるかを競った。メカ担当の選手がパソコンで検索して故障原因を特定し、部品担当がパーツを交換。日常点検も行ってボルトの緩みなどを発見した。 一方、納車説明部門の競技には、日頃から顧客対応を担当しているサービス・アドバイザー(SA)6人が出場。1人の社員が運送会社の担当者を演じ、6選手が20分の間に質問に応じるロールプレイング形式で行い、ユーザー対応力や商品知識を競った。運送会社の担当者役は「クラッチディスクの保証期間は」「自社整備工場で交換した部品の保証は」などの質問を投げかけ、選手が回答した。 表彰式で、本社のアフターマーケット国内販売バイスプレジデント、ジェレサンド・マーティン氏が「顧客が成功すれば我々も成功する。今日のコンテストで誰が優勝しようが、私にとっては全員が勝者だ」と激励。また、都秋支社長が、3位までの入賞者・チームに賞状と記念品を手渡した。 各部門の優勝者は、メカニックが岡山地域のチーム「Non Stop」、部品は南四国地域の「清流青三郎」、納車説明は広島地域の「TEAM・α」。総合優勝は「TEAM・α」が勝ち取った。 中国支社では2019年以降もコンテストを継続し、若手社員の参加を増やす方針。(江藤和博) 【写真=納車説明の競技では、社員が運送会社の担当者役を演じ、選手に様々な質問を投げ掛け】