沖ト協、女性部会を設立 愛称「花心」 厳しい環境で花咲かす 与那覇氏が部会長就任
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2018/10/15 0:00
【沖縄】沖縄県トラック協会(佐次田朗会長)は3日、女性部会の設立総会を開き、初代部会長に与那覇依子氏(樹来)が就いた。また、副部会長には上里千恵子(東産業)、内間美由紀(北翔産業)、金城隆子(プログレス31)、安森朝乃(マックス運送)の各氏が就任した。(上田慎二) 部会の愛称は「花心」。厳しい風に吹かれても激しい雨に打たれても美しい花を咲かせよう、との願いを込めた。部会員8人体制でスタートする。 女性部会設立準備会議で半年間の準備期間を経た後、9月の本部理事会で承認を受け、9番目の専門部会として設立された。 女性の視点から女性ドライバー(トラガール)の確保・改善方策について協議。意見・提言をまとめ、女性が働きやすい業界を目指す。事業計画に①他県の女性部会との交流②人材の確保・育成に関する研修③交通事故防止活動③業界イメージの向上とPR――などを掲げた。 佐次田会長が「女性ドライバーは子育てや家事と仕事の両立が大変だが、顧客などの評判がとてもよく、大変心強い存在だ。沖ト協、青年部組織、女性部会の『三本の矢』で、女性や若手の雇用促進と職場環境改善に取り組んでいく」と期待を寄せた。 与那覇氏は「経営者の意識改革や女性が働きやすい労働環境の整備、業界イメージの改善は喫緊の課題。男女が協力して生産性を高め、女性の社会進出を後押ししたい」と抱負を述べた。 このほかの部会員は次の各氏。 上原恵子(丸政工務店)▽屋良久江(屋嘉運送)▽山下博子(曙運輸) 【写真=沖ト協役員とともに記念写真に納まる女性部会員】