センコー、選手ら鍛えた技披露 グループ技能コン 一層研さんに努め
物流企業
2018/09/27 0:00
センコーグループホールディングスは15、16の両日、滋賀県東近江市のクレフィール湖東で「センコーグループ技能コンテスト」を開催し、海外を含むグループ各社から選抜された選手らが鍛えた技を披露、熱戦を展開した。 ドライバー、オペレーター(フォークリフト)、電話応対の各競技を実施。ドライバーは2トン、4トン、11トン、トレーラの各部門、オペレーターはカウンターとリーチの両部門で競った。 ドライバーは学科、点検のほか、一般走行、幅寄せ・速度感覚、後退課題の各実技、オペレーターも学科、点検に加え、基本走行と課題走行の両競技に分け、それぞれ細かな審査が行われた。 日常業務で鍛えられた選手でも苦しむ難関の実技競技では、ドライバーが後退による狭路通過とスラロームからのホーム着け、オペレーターは素早さと正確さの両方が求められる後退によるクランクとスラローム走行、パレットの積み替えとトラックやネステナーへの積み込みに挑戦。作業の安全性と速さ、技術の正確さを競った。 また、電話応対競技では、日常業務を踏まえた三つのシナリオからランダムに課題を出題。顧客目線に立った臨機応変で丁寧な対応力が試された。 表彰式で、福田泰久社長は「女性選手の姿が年々増えている。どの部門も非常にレベルが高く、毎回感心させられる。ドライバーとオペレーターの競技では、極端に技巧的な課題設定を避け、日常業務のレベルアップにつながるよう配慮されていると感じた」と講評。 続けて「少し前まで、荷主のコンペでは、最低価格の会社が仕事を獲得した。しかし、最近では、センコーグループ各社が一番高いにもかかわらず、選ばれることも珍しくない。人材の質が評価された結果と感じている。より一層研さんに努め、来年、またここで活躍してもらいたい」と激励した。 各部門の入賞者は次の各氏。 〈2トン〉優勝=福崎和也(ランテック関西支店)▽2位=長友真悟(アクロストランスポート大阪営業所)▽3位=橋本茂和(関東センコー運輸茨城営業所) 〈4トン〉優勝=小田垣聡(センコー京滋東支店)▽2位=古川麻琴(埼玉南センコーロジ戸田車両センター)▽3位=本村拓郎(ランテック鹿児島支店) 〈11トン〉優勝=山本義明(ランテック滋賀支店)▽2位=鈴木勝行(同静岡支店)▽3位=吉田伸一(センコー九州主管支店) 〈トレーラ〉優勝=田中英治(岡山センコー運輸水島営業所)▽2位=清水映喜(センコー阪神支店)▽3位=一ノ瀬真(同東九州車両支店) 〈カウンター〉優勝=吉海一真(南九州センコー構内営業所)▽2位=関谷徹(センコー千葉支店)▽3位=山橋雅之(柏センコー運輸内守谷営業所) 〈リーチ〉優勝=稲葉卓哉(北海道センコー札幌第2PDセンター)▽2位=小野祐成(南九州センコー熊本流通団地)▽3位=丸川貴一(埼玉南センコーロジ戸田第1PDセンター) 〈電話応対〉優勝=増渕恵美(センコー北関東主管支店)▽2位=立野千鶴(センコー商事東京支店)▽3位=酒巻佑衣(センコー東北業務センター)(小菓史和) 【写真=トラックへの積み込み技術の正確さを競う(リーチ部門、16日)】