物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

経産省、移動式給油所を実用化へ 浜松で今秋実証実験

行政

2018/09/27 0:00

 経済産業省は、サービスステーション(SS)の少ない地域での給油体制維持に向け、タンクローリーと計量器をつなげた移動式臨時給油所の実用化を推進する。2019年度の予算概算要求に「次世代燃料供給体制構築支援事業費」として、新規で6億2千万円を盛り込んだ。今秋には、浜松市天竜区で実証実験を開始。同実験の結果を踏まえ、研究・開発を行う。保安上の規制の見直しも視野に入れる。(辻本亮平)  SSが少なく、燃料を供給しにくい地域で、新たなビジネスモデルの構築を目指す。天竜区で今秋にも始まる移動式給油所の実証実験の結果も踏まえ、初期費用や維持費用の少ない給油体制を模索する。  同区では過疎化により、SSの廃業が進行。16年には30カ所あったが、18年には16カ所まで減っている。燃料供給体制を整えるため、移動式給油所の有効性を検証。SSの無い地区を巡回させ、有効性を確かめる。移動式給油所は、従来のSSに比べ初期費用や維持費用を安く抑えることができる。  経産省では移動式給油所のほか、画像認識・センサー・AI(人工知能)の技術の活用についても技術開発を行う。過疎化・人手不足に対応する狙いがある。加えて、次世代燃料供給体制構築支援事業では、地元事業者や住民が一体となって取り組むSS過疎地対策計画の策定も支援。これらの事業により、新たな燃料供給体制の確立を目指す。  予算概算要求ではこのほか、離島やSS過疎地での石油製品の流通合理化支援を継続。本土から離島まで石油製品を運ぶ際、余分に掛かる輸送コストを補助する。また、災害時もSSが稼働できるようにするための整備事業を推進。自家発電機の導入や地下タンクの入れ替え・大型化支援を進める。 【写真=従来のSSに比べ初期費用や維持費用を安く抑えられる】





本紙ピックアップ

日本財団「無人運航PJ」、RORO船が検査に合格

 日本財団(尾形武寿会長)は6日、RORO船「第二ほくれん丸」が自動運航船としての船舶検査に合格した、と発表した。RORO船では国内で初めて。自動運転レベル4(特定条件下での完全自動運転)相当の自動運航が可能で、釧路港(…

関西国際物流戦略チーム、活動指針を4年ぶり改定

 関西の産官学でつくる国際物流戦略チームは6日、大阪市で本部会合(松本正義本部長、関西経済連合会会長)を開き、活動の指針となる「今後の取り組み」を4年ぶりに改定した。国際情勢の変化に対応するため「国際海上コンテナ輸送の多…

適正原価実態調査/全ト協報告、トラ事業者48%が回答

 国土交通省が「トラック適正化2法」の規定に基づき導入する適正原価の設定に当たって、トラック運送事業者の原価構造の把握を目的に行ってきた実態調査の回答率は3日時点で48.4%に上っている。5日の全日本トラック協会(寺岡洋…

海運モーダルシフト大賞、背高コンシャシー採用

 国土交通省などは9日、エコシップ・モーダルシフト事業の優良事業者を発表し、革新的な取り組みを行い、貢献度が最も高い海運モーダルシフト大賞に、日本製紙クレシアとロジネットジャパン西日本の取り組み、ロッテと曙運輸の取り組み…

オススメ記事

日本財団「無人運航PJ」、RORO船が検査に合格

 日本財団(尾形武寿会長)は6日、RORO船「第二ほくれん丸」が自動運航船としての船舶検査に合格した、と発表した。RORO船では国内で初めて。自動運転レベル4(特定条件下での完全自動運転)相当の自動運航が可能で、釧路港(…

関西国際物流戦略チーム、活動指針を4年ぶり改定

 関西の産官学でつくる国際物流戦略チームは6日、大阪市で本部会合(松本正義本部長、関西経済連合会会長)を開き、活動の指針となる「今後の取り組み」を4年ぶりに改定した。国際情勢の変化に対応するため「国際海上コンテナ輸送の多…

適正原価実態調査/全ト協報告、トラ事業者48%が回答

 国土交通省が「トラック適正化2法」の規定に基づき導入する適正原価の設定に当たって、トラック運送事業者の原価構造の把握を目的に行ってきた実態調査の回答率は3日時点で48.4%に上っている。5日の全日本トラック協会(寺岡洋…

海運モーダルシフト大賞、背高コンシャシー採用

 国土交通省などは9日、エコシップ・モーダルシフト事業の優良事業者を発表し、革新的な取り組みを行い、貢献度が最も高い海運モーダルシフト大賞に、日本製紙クレシアとロジネットジャパン西日本の取り組み、ロッテと曙運輸の取り組み…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap