トランスウェブ、北海道・千歳に営業所 12月 完成車など取り扱い 福岡での開設も視野
物流企業
2018/09/24 0:00
【千葉】トランスウェブ(前沢武社長、千葉県富里市)は12月、北海道営業所(千歳市)を開設し、業務をスタートさせる方針だ。完成車、イベント機材、モータースポーツカーと関連機材、一般貨物などの荷物を取り扱い、当面は道内の配送を担う。同社5拠点目は5大都市圏への進出となり、将来的には福岡県での営業所開設も視野に入れている。(井内亨) 北海道営業所は、本社・東京営業所、名古屋営業所(愛知県豊橋市)、大阪営業所(大阪府吹田市)、PDIセンター(千葉県富里市)に次ぐ5拠点目。北海道での仕事はこれまでも受注していたが、同社が目指す100%自社対応の体制づくりに向け、今回の北海道営業所開設に至った。 新千歳空港から近い千歳市美々の6千坪の敷地に、平屋建ての事務所と車庫を整備。事務所は11月中には完成する予定で、9月6日に北海道地震が発生したものの、大幅な遅れは無く、12月に稼働できる見込み。車両は中型、大型、トレーラを10~15台用意し、そのうちスカニア社製トレーラも数台配置する予定だ。 ドライバーは全て現地で雇用。8月下旬から面接を行っているが、30人の応募の中から、9月13日時点で8人の採用が決まり、15人程度を採用したい意向だ。関東で研修を行ってから、北海道での業務に就いてもらう。 前沢社長は「仙台営業所を開設し、ヘッド切り替えによる北海道―東京の輸送を考えている。また、大洗港(茨城県)からの貨物船による輸送なども検討している」と話す。荷物状況等に合わせながら、実行に移していきたい意向だ。 【写真=完成車やイベント機材などの輸送依頼に対し、100%自社対応できる体制づくりを目指す(本社・東京営業所)】