国際物流総合展、過去最大規模479者出展 IoT・AIで省人化
荷主
2018/09/20 0:00
日本ロジスティクスシステム協会(JILS、遠藤信博会長)など7団体が主催する「国際物流総合展2018」が11~14日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。国内外から479者が出展し、過去最大規模となった。物流業界の深刻な労働力不足を受け、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した省人化・自動化を図る製品・サービスに来場者の関心が集まった。 2年に1度の開催で、今回のテーマは「ロジスティクスの今を知り未来に触れる」。運搬車両、自動倉庫、保管機器、仕分け・ピッキングシステム、パレット、情報システムなどが出品された。 最大ブースの豊田自動織機(トヨタL&F)は、燃料電池による燃費改善と自動運転が可能な電動けん引車や、IoT・AIを活用した自動運転・荷役ソリューションを紹介。 ダイフクでは、空港の搭乗口から機内までの手荷物搬送・検査の流れを荷物の目線で体験できる映像コーナーが人気を集めた。 川田工業(川田忠裕社長、富山県南砺市)は、物流センター建設で多くの実績を持つ「川田工業システム建築」と防振制振機能を持つ新製品「ハイパー・ブレース」、パスコは動態管理システムと連携した輸配送のワンストップソリューションをPR。 富士通グループのトランストロン(大岡信一社長、横浜市港北区)は、連続運転時間や通行規制を考慮した経路案内が可能な、クラウド型運行支援サービスの新機能を紹介した。 また、プレゼンテーションセミナーでは、聖亘トランスネットワーク(山田裕社長、神奈川県平塚市)が、自社開発の配車・運行管理システムを説明。 物流会社では日本通運、日立物流、SGホールディングス、鴻池運輸、センコーグループ、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン(金井宏芳社長、東京都中央区)などが出展した。(吉田英行) 【写真=物流会社では日通、日立物流、SGホールディングスなどが出展】