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国広倉庫G、生産性向上へ運賃アップ 女性ドライバー活用促進

物流企業

2018/09/17 0:00

 【山口】国広倉庫(国広和之社長、山口県周南市)グループは2018年から、物流生産性向上に向け、実働率・実車率向上、運賃引き上げなど11項目の具体策を実行に移している。独自の管理システム「KMS」(国広倉庫グループマネジメントシステム)の重点事項として位置付け、限られた人材で最大限の効果を追求する方針だ。また、女性活用も進めており、引き続き、人材確保へ注力していく。(江藤和博)  計画では、トラックや倉庫、人員などの資源を「投入量」、配送物量や売上高などの成果を「算出量」とし、算出量を投入量で割った値を生産性(付加価値の創生)と定義。生産性向上の具体的な取り組みとして、実働率や実車率、積載率、倉庫利用率の向上や倉庫作業時間の短縮、運賃値上げ、流通加工、省エネ運転、作業共同化など11項目を挙げて実践している。  国広社長は「人手不足の中、従来より少ない人数で同じ成果を確保するのが狙い。4トン車から6トン車への代替などの取り組みは既に実施し、生産性はある程度アップした。現在は納品頻度の見直しなど荷主の協力が必要な段階に入ってきた」と話す。  取り組み事項の中で特に重要なのは運賃値上げ。荷主とは交渉を進めているが、「取引先の多い全国規模の大手荷主は渋く、地場の荷主企業の方が対応は早い」という。  国広氏は最近、同じ荷主を持つ運送会社同士で、生産性向上など重要課題について本音で語り合う場を得た。「同業者との関係と言えば、傭車などお金が絡むものが中心だったが、今後は経営について親身になって相談し合えるネットワークを広げていきたい」と話す。  人材確保では、トラックドライバーに憧れ、自費で準中型自動車免許を取得した高校新卒の男性が4月に入社した。国土交通省の指針に基づく初任運転者講習を受講させ、現在はオフィス機器の配送チームの一員として、礼儀やマナーなどを学ばせている。将来は会社の費用負担で中型や大型免許の取得をサポートし、一人前のプロドライバーに育てていく。  一方、女性活用も促進しており、大型車で1人、ハイエースクラスの車両では2人が活躍。国広倉庫と国広倉庫運輸(国広社長、同市)で構成されるグループには30人弱のドライバーが所属している。今後は女性を2、3人増やす予定だ。また、最近は高齢ドライバーの60歳以降の継続雇用も始めている。 【写真=高齢ドライバーの継続雇用を開始(中央が国広社長)】





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