プロロジス、埼玉・草加にマルチ型 20年着工 延べ床面積15万1000平米 食品系ニーズ対応
荷主
2018/09/17 0:00
プロロジス(山田御酒社長、東京都千代田区)は10日、埼玉県企業局が整備する草加柿木フーズサイト(草加市)に、マルチテナント(複数企業入居)型物流施設「プロロジスパーク草加」を開発する、と発表した。冷凍・冷蔵設備や工業用水のろ過設備を導入するなど、食品系カスタマーのニーズに合わせた設計・仕様とする方針。2020年夏に着工し、21年には竣工する予定だ。(井内亨) 草加柿木フーズサイトは、食品製造・加工などの業務を行う企業が集積する産業団地。プロロジスはここに、唯一の賃貸型物流施設として、6万8800平方メートルの敷地を取得した。地上2~4階建てで、延べ床面積15万1千平方メートルの施設を開発する。 東京外環自動車道(外環道)と国道4号バイパスの結節点に位置し、外環道・草加インターチェンジ(IC)から4.2キロ、同・三郷西ICからは4.9キロ。2018年6月に同・三郷南IC-高谷ジャンクション(JCT)が開通したほか、国道4号バイパスでは国道16号と接続する計画が進められており、広域配送、地域配送ともに適したエリアだ。 また、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅から徒歩13分と通勤利便性が高い上、周辺エリアは居住人口の多い地域であるため、豊富な雇用が期待できる。物流施設では、働きやすくて安全な施設環境を整備。カフェテリアや売店などのアメニティー設備を整備するほか、BCP(事業継続計画)や環境負荷の低減、ICT(情報通信技術)を活用した施設運営の効率化などにも対応する。 【写真=草加柿木フーズサイト唯一の賃貸型物流施設として、6万8800平方メートルの敷地を取得(完成予想図)】