データテック/SRConnect、日ハムG4社が導入 荒い運転 ピックアップ
荷主
2018/09/13 0:00
データ・テック(田野通保社長、東京都大田区)は4日、ニッポンハムグループの食肉販売会社4社(東日本フード、関東日本フード、中日本フード、西日本フード)が全車両1360台にデータ・テックの車載器「SRConnect(セイフティレコーダコネクト)」を導入した、と発表した。 全国に計113の拠点を持つ4社が安全機器を一斉導入するのは初めて。7月までに全車へ装着し、既に運用を開始。運転の癖を数値化するなどして安全運転教育に役立てている。 将来的には、SRConnectから取得できる位置情報、時間情報、走行情報を利用し、働き方改革や売り上げの拡大を見込んだ配送効率アップにつなげていく。 4社はこれまで各社それぞれが簡易ドライブレコーダーなどを使った安全教育や添乗指導、講習会などを行い、事故ゼロを目指してきたが、事故がなかなか減らなかった。 日本ハムの丸山健弥フード・物流事業部長は「車載器の選定には、安全運転の指導ができることに加え、手間が掛からないことを重要視した。SRをテストしたところ、荒い運転を自動でピックアップしてくれて驚いた。また、安全運転をすることで燃料費や二酸化炭素(CO2)排出量の削減にもつながると聞いた。プラス面が多く、全社での導入を決めた」と説明。導入後、ドライバーの安全意識の向上に結び付いているという。(高橋朋宏) 【写真=SR導入で更なる安全運行を目指す】