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首都高、直下型地震を想定し訓練 道路啓開作業の習熟・検証

荷主

2018/09/13 0:00

 首都高速道路(宮田年耕社長、東京都千代田区)は5日、首都直下型地震の発生を想定した道路啓開作業の緊急対応訓練を、横浜市で実施した。  軽量資機材を用い、緊急車両の通行のための救援ルートを迅速に確保できる作業の習熟・検証が目的。震度6強の地震で、消防、自衛隊が速やかに都心に向かえるよう、首都高横羽線の汐入出入り口付近で橋りょうの継ぎ目の段差・開き、複数の滞留車両を想定し、段差などの解消、車両の移動を行った。  橋りょう技術系社員などの道路啓開部隊が逆方向から現場に向かい、軽量段差修正材(土のう、スロープ)、渡し板を組み合わせ、継ぎ目の段差や開きを解消するとともに、滞留車両の移動や、乗り捨てられているトラックから散乱した積み荷を移動させ、車1台が通行できるスペースを確保。ゴージャッキやレッカー車を用いて滞留車両を通行させた。  大型車のレッカー車が段差、開きを修正した勾配箇所を上り切れないトラブルもあったが、作業者が修正材の交換、組み直しなど即時対応したことで解消できた。首都高神奈川管理局の草刈利彦局長は訓練終了後、記者団に対し「イレギュラーだったが、作業者一人ひとりが高い意識で問題解決に取り組んだことで対応できた」と話した。(田中信也) 【写真=ゴージャッキやレッカー車を用いて滞留車両を通行】





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