JL近畿本備/実務者大会、会員同士 相互理解を 初の女性懇も開催
団体
2018/09/10 0:00
【兵庫】JL連合会の近畿地域本部(吉田正則本部長)は1日、姫路市で実務者全体会議を開き、会員同士の相互理解促進と取引活性化を図った。 吉田本部長は「近畿地域本部の取引は順調に伸びているが、いまだに他地域の背中を追い掛けている状況。人手不足をはじめとして課題も多いが、地域本部としても人材活用プランを作成して組合員の経営をサポートするなど、様々な取り組みを進めたい」とあいさつ。 また、「ヒューマンネットとは普段顔を合わせない運送事業者同士が、このような機会につながりを深め、助け合うという意味。それが都合よく解釈され、即契約や直取引の温床となってはいけない。この二つを無くすことは、JL発祥の地である近畿の責任ではないか」と激励した。 本部の迫慎二会長も「求荷求車システムの根幹は情報量。組織が30年続いてきた間に徐々に即契約が増加し、現在では全体の85%に達している。情報は発信量の多い場所に集まるので、まずは基本に立ち返って画面上の情報量を増やすことに尽力して欲しい」と述べた。 「盛り上げよう近畿! 信頼できる仲間と共にJLネット」をテーマに、230人が集まった。ディ・クリエイトの上西一美社長がドライブレコーダー(DR)映像を利用した事故防止のポイントについて講演した後、業種別に分かれて分科会を実施。並行して今回初となるJLで働く女性の懇談会も開き、女性ならではのJLへの貢献について話し合った。 懇親会でのチャリティービンゴ大会では、ビンゴカード代金として16万1千円を売り上げた。集まった浄財はJL奨学金に寄付する。 (蓮尾輝) 【写真=実務者を中心に230人が集まる】