JMFI、2研究会立ち上げ 在庫指標&供給網見える化
団体
2018/09/06 0:00
日本マテリアルフロー研究センター(JMFI、大庭靖雄会長)は8月28日、総会を開き、研究事業について、在庫指標、サプライチェーン(供給網)見える化の両研究会を2018年度から新たに立ち上げたことを報告した。従来の七つの研究会と併せて、研究活動の更なる活性化を図る。 在庫指標研究会は回転率など一般的な在庫指標に加え、戦略的な在庫管理を行うための指標の在り方について研究を推進。同時に、変動する物流コストの整理、在庫指標の構造化及び測定の自動化などの検討を進める。一方、サプライチェーン見える化研究会は、マーケティングやリコール(回収・無償修理)、災害発生時といった際に利用できる「サプライチェーン情報バンク構想」などについて研究していく。 中央職業能力開発協会(JAVADA、釜和明会長)認定のロジスティクス検定試験教育講座は、今年度から新たに名古屋市で開催する。また、任期満了に伴う役員改選では、大庭会長(67、NAAファシリティーズ)を再任。活動の活性化と内部体制の強化に向けて、理事の人数を設立当初の17人から19人に拡充した。 大庭氏は「JMFI設立時から会員数は2倍近く拡大した。しかし、様々な課題を解決できるプラットフォームを構築するには基盤強化が望ましく、更なる会員数増加に向けて取り組んでいきたい」とあいさつした。(井内亨) 【写真=従来の研究会と併せて、研究活動の活性化を図る】