ミヤウチ物流、防護コーティング剤使用 新車同様によみがえり
物流企業
2018/08/23 0:00
【茨城】ミヤウチ物流システム(宮内孝社長、水戸市)は、トラックの荷台のサビや腐食を防ぐため、東神電池工業(永井忠弘社長、水戸市)が取り扱う防護コーティング剤「LINE-X」を実験的に使用している。 7月初旬、予備車として普段は走行しない2㌧簡易クレーン車の金属の荷台に塗装。一日の作業で、建材輸送などで長年使用していたサビが新車同様によみがえった。 米国生まれの「LINE-X」は、初期費用は3倍以上となるものの、寿命は20倍以上となるのが特長。従来工法では、数年ごとにメンテナンス(塗り直し)が必要となるため、トータルコストではLINE-Xの倍以上になるという。 宮内社長は「本来なら4トン簡易クレーン車の木製の荷台の腐食を改善するのが目的だったが、丸一日以上使用できなければ業務に差し支えることから断念した経緯がある」と話している。(谷本博) 【写真=塗装後の2トンクレーン車の荷台】