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増山貨物自動車、「1人KYT」浸透へ 社内の安全風土確立

物流企業

2018/07/30 0:00

 【栃木】増山貨物自動車(菊地孝行社長、宇都宮市)では現在、社内の安全風土確立を目的に、「1人KYT(危険予知訓練)」に力を入れている。2年前からKYT活動を強化したが、マンネリ化してきたため様々な手法を導入。現場の注意喚起に努めている。(佐々木健)  KYT活動は、荷主工場に所属する中央労働災害防止協会(中西宏明会長)の元専門インストラクターを派遣してもらい、管理職層を中心に講習を実施している。年4回の講習では運行管理者や管理職だけでなく、女性事務員も参加。そこからドライバーへの安全意識の浸透を目指す。  ドライバー向けの訓練は毎週1回、始業時に行うワンポイントKYTが中心。5人1グループで15分程度で、危険点の抽出から対策の討議、最後にグループの対応方針まで決定する。KYTの手順に習熟していないと、短時間では行えず、開始当初は60分近く掛かることもあったという。  目指すのは、KYTを型として染み込ませ、現場作業に入ったドライバー一人ひとりが自問自答でKYTを行う1人KYTにまで昇華させることだ。安全作業は仲間のためであり、かつ自分のために行うもの。1人で視差呼称を行うことに、恥ずかしさや面倒さから忌避するドライバーは多いが、そのためらいを払拭(ふっしょく)させることに力を入れる。  菊地社長は「安全文化の定着には時間がかかる。トラックの輪留めすら徹底させるのに時間が必要だったが、今は営業車や現場パトロール車にも輪留めを装着して停車している。根気強く取り組んだ成果だ。今は、毎週現場から聞こえる視差呼称の掛け声を心地よく聞いている」と話す。 【写真=ワンポイントKYTに取り組むドライバー】





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