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熊ト協/ドラコン&リフト大会、「熊本労働局長賞」新設 大手と中小 成果を水平展開

団体

2018/07/23 0:00

 【熊本】熊本県トラック協会(住永豊武会長)主催の県トラックドライバー・コンテストは、全国大会の出場選手を選抜する第1部と中小事業所がエントリーするチャレンジ競技の第2部に分かれて行い、「大手偏重」の大会にならないよう創意工夫を凝らした。  西日本豪雨の影響で開催が危ぶまれた8日、県ドラコンと陸災防熊本県支部(藤木徳昭支部長)主催の県フォークリフト運転競技大会を共催。ドラコン39選手、フォーク大会は18選手が汗を流した。  第1部の全部門の総合得点で1位に輝いた11トン部門の中村将太選手(南九州センコー八代営業所)が県知事賞を、4トンは森川哲至選手(ランテック熊本支店)、トレーラが三原健選手(九州産交運輸熊本コンテナセンター)、女性は西原佳代選手(マツカワ物流)がそれぞれ優勝し、全国大会の切符を手にした。全国大会で優秀選手を輩出した実績がある日本通運勢は、健闘むなしく全部門を通して上位から姿を消した。  一方、第2部の4トン部門は高木僚平選手(郡浦運送)、11トンが横山茂生選手(青井運送)、ダンプは池上修一選手(味岡建設錦工場)が優勝し、それぞれ県トラック協会賞に輝いた。  また、フォークリフト運転競技大会は一般と女性の両部門で競った。総合得点1位の渡辺昌博選手(九州産交運輸熊本特輸センター)が、今大会から新設した「熊本労働局長賞」の栄誉に輝いた。女性部門は上川真世選手(南九州センコー鏡物流センター)が優勝した。  住永会長は「大手と中小事業者が一緒に日頃から培った技能を発揮し、その成果を事業所で水平展開していく意義は大きい。運営には創意工夫を心掛け、全会員事業所が参加しやすい大会にしたい。来年こそ、今年3人にとどまった女性選手の積極的なエントリーを期待したい」と述べた。(武原顕) 【写真=開会式で選手宣誓】





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