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TransPod、時速1000キロで貨物輸送 あらゆる物流機器に対応 都市間輸送に適す

産業

2018/07/16 0:00

 時速千キロを超えるスピードで人と貨物を都市間で輸送――。アジア生産機構が10日に東京都で開催した「持続可能な生産性サミット」で、カナダ・TransPod(トランスポッド)共同創立者のライアン・ジャンツェン氏が次世代超高速移動システム「トランスポッド」の構想を披露した。(田中信也)  2013年に米の実業家、イーロン・マスク氏が構想を発表した、減圧されたチューブ内を高速で列車が通行する「ハイパーループ」と同じ原理のシステムで、科学者で起業家のジャンツェン氏らが設立したトランスポッド社が研究開発を進めている。  ジャンツェン氏は「鋼製のチューブの中を翼の無い航空機のようなビークル(車両)が磁気浮上し、定時・多頻度で走行する高速鉄道に近い運行形態のシステムを構想している」と説明。車両や走行イメージをイラストや映像を交えて紹介した。「旅客だけでなく貨物も扱いたい」として、同じ路線を貨物便も走行することをイメージ。人の移動のピークを避け、夜間帯を貨物用に充て、専用車両は「標準的なパレットのほかあらゆる物流機器に対応できるような設計にしたい」とした。  カナダのトロント―モントリオールは「1日1万台のトラックが高速道路を通行し、交通渋滞が激しい」として、両都市間や、米国の都市との国境をまたぐルートでの開設の可能性を探るため「独DHLや米フェデックスといった物流インテグレータと既に話し、両社は『トロントなどへのトラック便を減らす効果は大きい』と言及している」ことを報告した。  トランスポッドの役割について「国際航空便のような長距離輸送では無く、国内の都市間輸送に向いており、ラストワンマイルを担う末端輸送機関とつなぐことで大きな効果を発揮する」と強調。その上で「渋滞解消や地球環境対策、更には近年の貨物輸送コストの高騰、労働力不足といった課題を、自動運転や高速鉄道など他のシステムや交通機関と組み合わせることで人とモノの移動の両面について解消して欲しい」と呼び掛けた。 【写真=「あらゆる物流機器に対応できるような設計にしたい」とジャンツェン氏】





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