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丹羽商、運転者の婚活を支援 労働意欲向上を狙う 「出会う機会」提供

物流企業

2018/07/05 0:00

 丹羽商(丹羽享社長、愛知県豊田市)は福利厚生の一環として、ドライバーの「婚活」を支援する取り組みを始めている。独身者の結婚を促すこととともに、安定した家庭生活を提供し、家族のために末永く働けるようサポートする。(梅本誠治)  初の支援活動として5月に、婚活バーベキューを行い、3人のドライバーが参加。丹羽悟専務のビジネス交流会仲間で、豊田市を中心に結婚相談所を運営する「サチ活」代表の榊原あすか氏が企画した。  独身の全ドライバーに対し、サチ活がアンケートを実施。婚活バーベキューには、意欲のある回答を寄せた3人が臨んだ。開始当初は「会社から言われて……」と照れながら答えていたドライバーも、最後は「普段の業務の中で、女性と会話する場や出会いの機会はほとんど無い。婚活への支援は(実は)ありがたい」と笑顔を見せた。  今後の希望者を募るため、6月には社内の安全会議で、榊原氏と一緒にコミュニケーションカウンセラーが講演した。社交的な場が苦手な人でも、出会いのきっかけをつくれるようサポート。人材確保対策の強化につなげる体制を整える。  サチ活では、バーベキュー以外にも菓子づくりや茶会など、「外に出て皆と楽しく生きる生活」を様々な手法で提案しており、榊原氏は「従業員の婚活がうまくいけば、結婚式のプロデュースやサポート、将来的には子供の誕生まで支援していきたい」と意気込む。  婚活支援の成果を期待する丹羽専務は「従業員の幸せと健康維持には、家庭を築くことが一番。結婚を前提とした彼氏、彼女ができれば、労働意欲も高まる。これからも婚活希望者を積極的に応援していきたい」と話している。 【写真=バーベキューには3人のドライバーが参加】





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