西川運輸興業、関東営業所リニューアル 保管庫拡充 首都圏で営業強化
物流企業
2018/07/02 0:00
【新潟】西川運輸興業(西川武司社長、新潟市東区)は首都圏での営業を強化する。関東営業所(埼玉県東松山市)のリニューアルに伴うもので、一時保管庫の拡充を図った。新たなハードを武器に、取引先の掘り起こしに努める。 関越自動車道・東松山インターチェンジを利用しやすい同市松山地区の国道407号沿いで、2階建て事務棟を含む延べ床面積1970平方メートルの施設を整備。開口部は6カ所あり、このうち海上コンテナが着けられる高床ホームの2カ所に電動式ドックレベラーを設置した。構内には軽油30キロリットルタンクの給油スタンドも新設。5月下旬から稼働させた。 現在はスタッフ8人、車両11台の拠点だが、一層の増強を目指す方針。荷さばき場を広げただけでなく、事務棟ではテナントが入居可能なスペースも確保。新潟県からは東京都の手前で、ニーズが見込まれる立地を生かし、荷物を預かる仕事とともに、荷主自体の呼び込みも狙う。各階に男女別のトイレを設けたほか、シャワー室、8人分のベッドも用意している。 今回の設備投資は、2014年の豪雪で既存施設が損壊したことから、タイミングを見計らって取り組んだ。2期工事の構想も抱えており、更なる拠点の有効活用を見据える。(河野元) 【写真=事務棟ではテナントが入居可能なスペースも確保】