物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

静岡矢崎サービス、初のセミナー・展示会 協力企業の取り組み交え

産業

2018/06/21 0:00

 静岡矢崎サービス(矢島慎太郎社長、静岡市駿河区)は13日、矢崎エナジーシステム(矢﨑航社長、東京都港区)と共催で、静岡市内で物流マネジメントセミナーとシステム商品展示会を開いた。最新のデジタルタコグラフ(デジタコ)をはじめ、安全や効率化に効果を発揮する製品を紹介しながら、同社製品の利用方法や活用事例を伝えた。静岡矢崎サービスとしての開催は初めて。  セミナーでは、生活協同組合ユーコープの生産物流担当、岡崎淳氏が、自社の宅配システムで取り入れている矢崎製のデジタコやDR(ドライブレコーダー)などの活用事例を紹介。点呼時のアルコール検査や血圧測定記録、運転日報管理、KYT(危険予知トレーニング)への展開など、協力事業者の取り組みを交えて解説した。  また、矢崎エナジーシステムアフターサービスチームの田中準二氏が、運行管理義務に関する指針改定など行政動向を踏まえながら、安全指導やKYTへの矢崎製品の活用方法を説明。DR映像データの分析サービスも紹介した。  データ転送機能が静止画だけでなく、1分間の動画を転送できるまでに進化した最上位機種のDR一体型デジタルタコグラフ「DTG7」や、常時記録が可能なDR「YAZAC―eye3シリーズ」を展示。東海電子(杉本一成社長、静岡県富士市)のアルコール検知器やインターフェイスロジテム(山本尚社長、神奈川県相模原市)の運行管理システム、コシダテック(越田亮三社長、東京都港区)のカービジョンも出品された。  閉会時、矢島社長は「このようなセミナーの開催は初めてだが、多くの方に来場してもらい大変ありがたい。日頃の皆さんの安全管理に少しでも役立ったのであれば幸いに思う」とあいさつした。(奥出和彦) 【写真=展示会ではデジタコやDRなどの活用事例を紹介】





本紙ピックアップ

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

オススメ記事

手形・小切手廃止、「効率化つながる」評価

 紙の手形・小切手の利用が2026年度末で廃止されるのに向け、物流業界でも対応が進んでいる。銀行振り込みや電子記録債権などに切り替えた事業者からは、効率化につながるとして評価する声が多い。会員企業に対応を促すため、トラッ…

富士運輸「アスファルト原液輸送」、複数人運行&手当 

 富士商(藤田敏彦会長兼社長、山口県山陽小野田市)グループの富士運輸(阿部悦雄社長、同)は、運送会社の廃業・撤退が増えている道路舗道に使うアスファルト原液の輸送を、1台の車両を複数のドライバーが乗り回す運行体制とマルチス…

阪神港「CONPAS」実用化1年、意見すれ違い普及進まず

 阪神港で実用開始から1年以上経っても、コンテナの搬出入予約システム「CONPAS(コンパス)」の普及が進まない現状について、海上コンテナ輸送事業者とコンテナターミナル(CT)運営会社の意見が擦れ違っている。CT側は「事…

両備TC、ドライバーが貨物・旅客輸送を兼務

 両備ホールディングス(松田敏之代表取締役CSO=最高戦略責任者)の両備トランスポートカンパニー(両備TC、荒木一守カンパニー長)は、大阪支店(大阪府和泉大津市)で、一人のドライバーが貨物と旅客の輸送を兼務する多能工化を…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap