アネストシステム、点呼測定履歴を一元管理
産業
2018/06/14 0:00
トラック事業者向けの運行管理システムの企画開発・販売を手掛けるアネストシステム(尾田真社長、熊本市東区)は5日、自動血圧計とアルコール検知器の測定結果の履歴を一元管理する連携ソフト「ビートブレス」を開発した。東海電子(杉本一成社長、静岡県富士市)が15日から全国販売を開始する。 乗務前の点呼での測定結果がパソコン画面に瞬時に表示され、日々の履歴を管理することでドライバーの健康状態をデータで把握できる。 ビートブレスは、全日本トラック協会(坂本克己会長)などの導入助成事業における対象機種になっており、血圧計はオムロンヘルスケア(荻野勲社長、京都府向日市)の「自動血圧計 健太郎」、アルコール検知器は東海電子の「ALC-PROⅡVer2.5」を使用。 アネストシステムの谷口延幸システム営業部課長は「ドライバーの高齢化に伴い、長時間運転による過労、脳・心臓疾患の発症など健康起因事故が増えている。日々の測定履歴の一元管理で健康状態の変化が確認でき、予防対策にもつながる。今後、いくつかの機能を追加し、ソフトのバージョンアップも検討していく。販売価格は問い合わせ時の対応になる」としている。(武原顕) 【写真=ドライバーが乗務前の点呼時測定をパソコン画面で瞬時に表示】