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京ト協、ドラコン練習初実施 点検・運転スキル確認

団体

2018/06/11 0:00

 【京都】京都府トラック協会(荒木律也会長)は5月27日、いすゞ自動車近畿・京都サービスセンター(京都市南区)及び、山城自動車教習所(井手町)の協力の下、トラックドライバー・コンテスト京都府大会に向け、練習を行った。  以前から「中小零細事業所が出場するにはハードルが高い」といった声が寄せられており、少しでも雰囲気や実施項目を知ってもらおうと、2018年度の新規事業として企画。当日は本番に出場しない選手も含め、12人が点検や運転でスキルの習得に努めた。  点検では、いすゞ自動車近畿・京都サービスセンターの担当者が、2トン車を使い、ブレーキやタイヤなどの整備について一つずつ丁寧に解説。参加者は質問しながら、注意深く説明に耳を傾けた。  運転では、11トン、4トン、トレーラ、女性の4部門に分かれ、京都山城自動車教習所の教官から添乗指導を受けた。  練習を終え、荒木運送(荒木律也社長、京都市南区)の新井雅士業務部長(41)は「整備の仕方を見直す良い機会となった。会社に持ち帰り、自己流点検の是正に生かしたい。運転は『急』の付く動作のチェック、交通ルールや手順をしっかり守ることの大切さを教えてもらった。模範ドライバーの育成に役立てるとともに、今後、積極的にドラコンにチャレンジしたい」とコメント。  井尻憲司専務は「荒木会長の発案で、本番前に体験できる場を設けた。初めての試みだったが、ドラコンに興味を持ってくれるドライバーが増えたらうれしい」と話した。(落合涼二) 【写真=いすゞ自動車・京都サービスセンター担当者の説明に注意深く耳を傾け】





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