物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ドローン飛行審査要領、目視外飛行へ月内改正 補助者機能 機上・地上設備で代替 離島・山間部配送めざす

行政

2018/06/07 0:00

 国土交通省は5月28日、ドローン(小型無人機)の目視外飛行について、要件を満たせば補助者無しで行うことを認める審査要領の一部改正案を取りまとめた。6月末にも改正法を公布し、適用する予定。(田中信也)  2018年中の離島や山間部での荷物配送の実現に向け設置した国交、経済産業の両省による「無人航空機の目視外及び第三者上空等での飛行に関する検討会」での検討を踏まえ、審査要領を改正する。  現行の補助者の役割である①第三者の立ち入り管理②有人機などの監視③自機の監視④自機周辺の気象状況の監視――を機上(ドローン本体)装置や地上設備で代替することを要件として設定した。  「第三者の立ち入り管理」の代替では、機体性能・運用条件を考慮した落下範囲を管理区画として算出・設定。その上で「機体や地上にカメラを設置し、進行方向の飛行経路に第三者が立ち入る兆候などを常時遠隔監視」、「管理区画を看板、ポスター、インターネットなどで広く近隣住民らに周知」のいずれかの措置を講じる。  「有人機などの監視」では、有人機からの視認性向上のため機体に灯火の設置・塗色を施した上で「機体や地上からカメラで有人機の有無を遠隔監視」、「無人機の飛行予定を有人機の運航者に事前に周知するとともに、有人機の飛行日時・経路などを確認して接近を回避」のいずれかが条件となる。  「自機の監視」では位置、速度、姿勢など機体の状態を把握し、異常が分かった場合は付近の安全な場所に着陸させるなど適切な対策を講じる。気象状況の監視については機体に気象センサー、カメラなどを設置、気象状況の変化を把握し、運用限界を超える場合は安全な場所への着陸など適切な対策を施す。操縦者の教育訓練では、異常状態の機体の性能、周辺の地形、不具合の有無など、あらゆるケースを勘案し、最適な判断を迅速に行い、操作できることを要件としている。  また、現行の技術レベルでは機上装置や地上設備で完全に代替できないケースについては、①山・海水域・河川・第三者が立ち入る可能性の低い場所②飛行高度を有人機が通常飛行しない150メートル未満に制限③使用する機体が想定される運用で十分な飛行実績を有すること――を当面の条件として付加している。 【写真=機体に気象センサー、カメラなどを設置、気象状況の変化を把握】





本紙ピックアップ

交付金法改正案、年度内成立濃厚に

 軽油引取税の旧暫定税率廃止後、トラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金制度の継続を規定する運輸事業振興助成法(交付金法)改正案が2025年度内にも成立――。25年の臨時国会に提出したものの、衆院解散で廃案になっ…

全ト協、Gマーク制度の在り方検討

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は5日の理事会で、Gマーク(安全性優良事業所認定)制度について、トラック事業の許可更新制の導入などを見据え、根本的な見直しを求める声が高まったことから、引き続き制度の在り方を検討してい…

イランへの攻撃でホルムズ海峡封鎖、船主協会が対策本部初会合

 アメリカとイスラエルによるイラン攻撃で、ホルムズ海峡が封鎖されたことを受け、日本船主協会(長澤仁志会長)は4日、「海上安全等対策本部」(同本部長、日本郵船)の初会合を開いた。長澤本部長は、同協会会員の船舶40隻余り、日…

厚労省/熱中症防止、小規模事業場の対策推進

 厚生労働省は、職場での熱中症対策を強化するため、防止対策ガイドライン案を策定した。労働安全衛生規則を改正し、2025年6月から罰則付きで対策を義務化したものの、同年夏の熱中症による休業4日以上の労働災害死傷者数は、速報…

オススメ記事

交付金法改正案、年度内成立濃厚に

 軽油引取税の旧暫定税率廃止後、トラック運送、バス事業への運輸事業振興助成交付金制度の継続を規定する運輸事業振興助成法(交付金法)改正案が2025年度内にも成立――。25年の臨時国会に提出したものの、衆院解散で廃案になっ…

全ト協、Gマーク制度の在り方検討

 全日本トラック協会(寺岡洋一会長)は5日の理事会で、Gマーク(安全性優良事業所認定)制度について、トラック事業の許可更新制の導入などを見据え、根本的な見直しを求める声が高まったことから、引き続き制度の在り方を検討してい…

イランへの攻撃でホルムズ海峡封鎖、船主協会が対策本部初会合

 アメリカとイスラエルによるイラン攻撃で、ホルムズ海峡が封鎖されたことを受け、日本船主協会(長澤仁志会長)は4日、「海上安全等対策本部」(同本部長、日本郵船)の初会合を開いた。長澤本部長は、同協会会員の船舶40隻余り、日…

厚労省/熱中症防止、小規模事業場の対策推進

 厚生労働省は、職場での熱中症対策を強化するため、防止対策ガイドライン案を策定した。労働安全衛生規則を改正し、2025年6月から罰則付きで対策を義務化したものの、同年夏の熱中症による休業4日以上の労働災害死傷者数は、速報…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap