物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ラッキーリバー、デザイン車で観光振興 自治体に少しずつ浸透

物流企業

2018/06/04 0:00

 【京都】吉秀トラフィック(吉川秀憲社長、京都府八幡市)の関連会社で、オートボディープリント事業を手掛けるラッキーリバー(吉川愛社長、同)は、同事業開始から5月で3年目に入った。2017年12月に京都府の観光振興向けデザイントラックが完成。地元八幡市や長岡京市のPRも行っており、自治体にも少しずつ浸透してきた。  ラッキーリバーは12年1月設立。一般貨物自動車運送事業の許可を取得後、事業領域拡大に向けエコパレットの販売を開始した。「中小企業の生き残り戦略を考える中、運送事業と関連が深い」(吉川秀憲社長)とオートボディープリント事業を立ち上げた。  本社横に設けられたテント倉庫内に、オートボディープリンター1台を設置。事業スタート時から専属スタッフ2人を配備し、全ト協青年部会(山本明徹部会長)の近畿ブロック大会にブースを出展したり、自治体を回ったりして、認知度アップに努めてきた。  2年間で延べ200台を施工。同業者のトラックにデザインを施すことが多く、「会社のイメージを変えたい」といった依頼も増えてきているという。17年4月からは八幡市の観光名所である石清水八幡宮、地域間交流の場「さくらであい館」や松花堂庭園をあしらった大型トラックの運行を始めた。  11月の八幡市制施行40周年記念式典では、ラッキーリバーが作製した市の観光振興向けデザイントラを、吉秀トラフィックが運行していることに対し、篤志者表彰を受けた。ラッキーリバーの取締役も務める吉川秀憲氏(44)は「これからも地域振興を通じて社会貢献できる物流企業を目指したい」と話している。(落合涼二) 【写真=地元八幡市の観光名所をあしらったデザイントラック】





本紙ピックアップ

愛媛/傭車費用急上昇、「運賃1.5倍」元請けに要請

 「2024年問題」が本番に入ったことを示すように、傭車費用が急上昇している。運賃の設定基準は一律ではなく金額も様々だが、愛媛県の元請運送会社が1.5倍に近い値上げを協力会社から要請されたケースもある。標準的な運賃には遠…

輸出航空貨物23年度18%減、統計開始以来「最低水準」

 航空貨物運送協会(JAFA、岡本宏行会長)がまとめた2023年度の航空貨物輸出量(混載)は、22年度比18.2%減の75万9419㌧だった。JAFAが統計を始めた1998年以降、最低の水準を記録した。新型コロナウイルス…

ヒサマツHD/セパレートボディー、車両ラインアップ追加

 ヒサマツホールディングス(久松孝治社長兼CEO=最高経営責任者、大阪市阿倍野区)は、自社グループで展開する「セパレートボディー」事業で、平ボディー車をラインアップに加えるなど、対応可能な車両の幅を広げている。冷凍車両の…

NX総研/国内貨物輸送量見通し24年度、経済低迷続き0.6%減

 NX総合研究所(田中博之社長、東京都千代田区)は18日、2024年度国内貨物輸送量の見通しの改訂値を発表した。総輸送量は前年度比0.6%減の41億1780万㌧となる。消費関連や生産関連貨物は回復傾向を示すものの、物価や…

オススメ記事

愛媛/傭車費用急上昇、「運賃1.5倍」元請けに要請

 「2024年問題」が本番に入ったことを示すように、傭車費用が急上昇している。運賃の設定基準は一律ではなく金額も様々だが、愛媛県の元請運送会社が1.5倍に近い値上げを協力会社から要請されたケースもある。標準的な運賃には遠…

輸出航空貨物23年度18%減、統計開始以来「最低水準」

 航空貨物運送協会(JAFA、岡本宏行会長)がまとめた2023年度の航空貨物輸出量(混載)は、22年度比18.2%減の75万9419㌧だった。JAFAが統計を始めた1998年以降、最低の水準を記録した。新型コロナウイルス…

ヒサマツHD/セパレートボディー、車両ラインアップ追加

 ヒサマツホールディングス(久松孝治社長兼CEO=最高経営責任者、大阪市阿倍野区)は、自社グループで展開する「セパレートボディー」事業で、平ボディー車をラインアップに加えるなど、対応可能な車両の幅を広げている。冷凍車両の…

NX総研/国内貨物輸送量見通し24年度、経済低迷続き0.6%減

 NX総合研究所(田中博之社長、東京都千代田区)は18日、2024年度国内貨物輸送量の見通しの改訂値を発表した。総輸送量は前年度比0.6%減の41億1780万㌧となる。消費関連や生産関連貨物は回復傾向を示すものの、物価や…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap