日本MH協会、欧米むけアプローチ 「ためになるMH」旗印
団体
2018/06/04 0:00
日本MH協会(小山彰会長)は、マテリアル・ハンドリング(MH)を用いた物流改善への貢献が期待されている中、「ためになるMH」を旗印に諸活動を精力的に展開する。大学に寄付講座を設けるほか、海外交流事業も更に活発化させる。5月23日の総会で決定した。 2018年度も引き続き「近未来MH」の調査・研究を行うとともに、「ロジスティクス特別講座」を兵庫県立大学と上智大学に開設。海外交流はタイの大学と連携して「MH物流講座」の開催を構想しているのに加え、中華民国物流協会のセミナーに講師を派遣する。これまで海外はアジアに軸足を置いてきたが、今後は欧米のMHの先進国へのアプローチを検討する。 このほか、10月に東京ビッグサイトで開催される「2018東京国際包装展」に参加する。 小山会長が「海外はアジアについてはやっているものの、欧米には今のところ手を出していない。欧米への意識はあるのだが、手が伸びていないのが実態。ただ、頭の中には欧米があるので、いずれは必ずやりたい」と述べた。 講演はギークプラス(千葉県印西市)の佐藤智裕社長が「これからの時代のロボット活用法とビジネス」について話した。(沢田顕嗣) 【写真=「欧米への意識はある」と小山会長】