ドコモヘルスケア、乗務員の睡眠計測 管理者が判断しやすく
産業
2018/05/31 0:00
ドコモ・ヘルスケア(和泉正幸社長、東京都渋谷区)は24日、乗務員の睡眠状態を計測・一元管理できるサービスの提供を開始する、と発表した。6月1日から施行される「睡眠不足に起因する事故の防止対策強化」を受けたもの。乗務員に自身の睡眠時間を把握させた上で、管理者が睡眠不足を判断しやすくし、事故防止につなげる。 同社が提供するウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」を腕に着けると、寝ている間に自動で睡眠の開始・終了時刻と眠りの深さを記録。このムーヴバンド3とともに、計測した睡眠状態のデータをグラフ化して管理できる法人向けサービス「健康サポートLink」をセットで提供する。 管理者は記録したデータを管理サイトで確認・保存でき、遠隔での点呼も効率的、正確に実施可能。一方、乗務員は無料スマートフォン(スマホ)アプリ「WM(わたしムーブ)」を使って自身の睡眠状態をチェックできるため、点呼の際、正確な睡眠時間を報告できる。 同社では「口頭で『睡眠不足による事故防止』につなげるのが難しい。こういった課題を解決し、事故防止を図る取り組みの、第一弾として用意した」としている。(井内亨) 【写真=ウェアラブル活動量計が寝ている間に記録】