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サンワNETS、生産性向上 成果発表 KPI15%アップ目標 1車2人制の増強など

物流企業

2018/05/28 0:00

 【静岡】サンワNETS(水谷欣志社長、静岡県袋井市)は12日、生産性向上活動発表大会を開いた。2017年5月から生産性KPI(重要業績評価指標)5%アップを目標に取り組んできた活動について、営業所やグループ会社など10チームが成果を披露した。(奥出和彦)  島田営業所(吉田町)は車両の稼働率を高め、少ない力で多くの売り上げを生み出すため、1車2人制の定期運行を増強することをテーマに発表した。新規に納車した3台のトラックを使う、島田営業所を起点とした中継輸送を顧客にアピール。出発時間と帰着時間を運行指示書により管理する手法も述べた。  関東―中京の幹線輸送を新規獲得し、大型車1台当たりの月の売上額を16年度比で20万円、生産性KPIを5%、それぞれアップさせることを目指した。新人ドライバーの教育に時間を要したため、生産性KPIでは目標に及ばなかったものの、売り上げ目標は達成。  国本物流センター(袋井市)は「ピッキング作業及び保管の効率化」をテーマとした。リフト作業動線の改善へ、レイアウト変更による作業効率の向上、荷主への滞留品整理の依頼など4項目の作業計画を作成し、実行。その結果、荷物を100個ピッキングする時のフォークリフトの平均走行距離を、4695メートルから3400メートルへと28%削減したことを説明した。  水谷社長は「キックオフから1年、生産性向上に向けた5S(整理、整とん、清掃、清潔、しつけ)、改善活動、顧客との交渉、新しいテクノロジーの活用などに取り組み、大きな成果を得たのではないか。現場を訪れるお客さまにも褒めてもらい、新しい仕事につながった」と報告。  18年3月期の連結売上高が、99億4千万円と目標だった100億円に一歩及ばなかったことにも言及し、「人手不足の中で新規業務を立ち上げるなど、よくやってくれた。生産性KPIはマイナス5%となったが、全体としていい結果だったと思う。18年度は前年度にまいた種が生きると確信している。生産性向上に力を入れ、目標を達成できるよう協力して欲しい」と呼び掛けた。  トヨタ自動車の決算発表を引き合いに、山崎久隆会長も「好決算のトヨタでさえ、今年度は大改革をやると言っている。我々はもう少しで大台に乗るところだったが、ここから先は稼ぐ力を蓄えないと会社が続かない。過渡期を乗り越え、再来年の50周年を全社員で迎えたい」と述べた。  コンサルタントを務める国際物流総合研究所(南元一会長、東京都中央区)の仙石恵一主席研究員が、「改善活動は活動中は盛り上がるが、終了するとすぐ元に戻ってしまう。その歯止めを考えられた、いい発表だった」と総評した。 【写真=ドライバー表彰も実施】





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