鎌田物流サービス、地元の名品アピール ギタートラック2号車
物流企業
2018/05/21 0:00
【岐阜】鎌田物流サービス(鎌田則之社長、岐阜県中津川市)は9日、世界的楽器メーカーのギターをラッピングした、大型トラックの第2号車をお披露目した。中部や関東の幅広いエリアを走り、国内外の有名アーティストが愛用する地元の名品をPRする。(星野誠) 高峰楽器製作所(楯〈たて〉勇己社長、同市)が生産するアコースティックギターは「Takamine(タカミネ)」ブランドとして世界的に知られ、ブルース・スプリングスティーン、ジャクソン・ブラウンなど海外の有名ミュージシャンも愛用。ロックバンドのイーグルスの大ヒット曲「ホテル・カリフォルニア」のイントロにも、タカミネの12弦ギターが使われている。 鎌田社長と楯社長は同じ地域の仲間として付き合いが古く、北米、ヨーロッパ、東南アジアなど世界各国への輸出用ギターを、鎌田物流サービスが名古屋港まで運んでいる。鎌田氏は3年前、ギターを大きくあしらったラッピングトラックの製作を提案。山本急行(山本英史社長、恵那市)のボディープリント事業部が作業し第1号車が完成。今回、3年ぶりに第2号車が出来上がった。 デザインは、高峰楽器製作所のスタッフが考案。1号車ではギターを複数並べた絵柄を採用していたが、2号車ではボディーの左右両面にそれぞれ1本ずつギターを大きく描くことで、楽器としての美しさと力強さを表現した。楯氏は「素晴らしい出来栄えに満足している。片面にはあえて使用感のあるギターと聴衆を入れたが、ライブ感が出て良かった」と喜ぶ。 鎌田氏は「世界的なタカミネのギターは地元の誇りで、そのPRを担うことは我が社にとっても光栄なこと。2台のラッピング車は名古屋圏と関東全域を広く走るので、たくさんの人々に見てもらえるはず」と話した。 【写真=中部や関東の幅広いエリアを走る】