物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

双葉運輸、2カ所目の保育園 西風新都に今秋開設

物流企業

2018/05/21 0:00

 双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)は2018年秋をメドに、新たな保育園を佐伯区石内北に開設する。従業員の子育て支援を目的とした同社2例目となる企業主導型保育事業で、自社グループの従業員をはじめ近隣の企業で働く人や住民の利用も視野に入れている。  産業、商業、住宅の各団地で構成される西風新都内の、緑地帯に囲まれた一角を保育園建設用地として取得。3月中旬に着工しており、8月末の完成を予定している。  敷地面積は1210平方メートルで、鉄骨造り2階建て延べ床面積398平方メートルの施設を構える。広い幼児室や医務室を備えるほか、避難路を多めに取るなど防災面にも配慮。また、保育士の職場環境を整えるため、職員専用の休憩室も用意する。総事業費は3億円。名称は「ふたばすくすく保育園こころ」を予定している。  定員は40人。同社は西風新都内に二つの物流センターを持っており、そこで働く従業員300人のうち17、18人が利用を希望している。企業主導型保育事業は従来、自社従業員以外の地域枠が定員の50%以下に定められていた。しかし4月に規定が撤廃され、近隣の企業に勤務する人や住民などからも、制限無く園児を募集することが可能となった。  同社は17年8月、初の保育施設となる定員19人の「ふたばすくすく保育園」を開園している。総務人事部の橋本譲部長は「既存の従業員だけでなく、新規募集にも効果がある。採算が取りにくい事業だが、企業価値の向上や、働きやすい職場づくりや人材確保の一助として運営していきたい」と説明する。(矢野孝明) 【写真=名称は「ふたばすくすく保育園こころ」に(完成予想図)】





本紙ピックアップ

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

オススメ記事

備蓄米放出で保管料逸失、倉庫業者支援の動き

 備蓄米の放出を巡り、本来収受するはずの保管料を失った倉庫業者への支援に向けた動きが出始めている。5月28日の衆院農林水産委員会で、小泉進次郎農林水産相が「倉庫業者の現状に配慮しつつ、どのような対応が可能か省内で検討して…

丸全昭和、全トラックにAIドラレコ

 丸全昭和運輸は5月までに、グループ全社のトラック822台への高精度AI(人工知能)搭載ドライブレコーダーの装着を完了させた。6月中には社用車を含む全保有車両1500台に装着する。危険運転を検知し即警告する機能を持つもの…

全軽協と新スマート物流協、過疎地域の物流課題解決へ勉強会

 全国軽貨物協会の西田健太代表理事は5月27日、過疎地域などの物流課題の解決に向け、自治体版のCLO(物流統括管理者)の必要性を示した。物流企業からの出向者をCLOに登用し、ビジョン策定や体制構築を担ってもらう。併せて、…

マルゼングループ協組と八代丸善運輸、産業団地に第2センター

 丸善海陸運輸(古賀大輔社長、福岡県久留米市)を中核とするマルゼングループ協同組合(同代表理事)と八代丸善運輸(寺口賢社長、熊本県八代市)は1日、宮崎県えびの市のえびのインター産業団地でえびの第2物流センター(2期工事)…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap