杉並協組、新会館が竣工 地域貢献 高齢者むけ一部賃貸 備蓄倉庫活用を視野
団体
2018/05/21 0:00
杉並輸送事業協同組合(大高一義理事長)は12日、新会館の竣工式を行った。「地域貢献」などをコンセプトに、36年ぶりに建て替えた。同組合や東京都トラック協会杉並支部(飯田勇一支部長)の事務局が入居するほか、2~4階を高齢者向けの賃貸住宅とし、また、将来的には災害備蓄倉庫として活用できるようにする。(高橋朋宏) 旧会館は36年前に70坪の土地と4階建ての建物を購入し、杉並トラック会館としてスタート。4年前に隣の70坪の土地を購入して計140坪とし、2017年8月に着工した。耐震構造の重量鉄骨造りで4階建て、延べ床面積1222平方メートル。 1階には杉並協組と東ト協杉並支部の事務所が入居する。2~4階は健常な高齢者を入居対象とした「アクティブシニア向け賃貸住宅」で総戸数は15戸を整備し、ケアマネジャーによる定期訪問や見守りサービスなどを提供し、安心して生活してもらう。 神事後に行った竣工式で、大高理事長は「三つのコンセプトを下に建設した。まずは杉並区行政との連携。小さいながらも、いずれは災害備蓄倉庫として使えるような造りにする。次は地域貢献で、元気な高齢者を対象とした賃貸住宅を整備した。最後は、次の世代が近い将来に3カ所目の会館がつくれるように、15年間で借り入れを返済する。時の理事長としてあいさつできるのは大変光栄だ。特に、会館の建設を迷っていた時に背中を押してくれた志村正之顧問、岡部昭彦顧問に感謝している」とあいさつした。 東京都トラック運送事業協同組合連合会の石川和夫会長は「更なる飛躍・発展を図る新たな拠点。大高氏はじめ歴代の理事長、役員、組合員の強い結束と努力のたまものと深く敬意を捧げる。厳しい経営環境だからこそ、協組を活用する重要性はますます高くなる」と述べた。 東ト協の千原武美会長は「社会的地位の向上を目指す我々の業界にとって、加速する高齢化社会、地域貢献の観点からも素晴らしい会館とコンセプトだ。支部と組合が車の両輪のように力強い推進力を発揮し、業界発展に引き続き尽力を賜りたい」と期待を込めた。 石原伸晃元環境相は「協組としての資産、拠点をしっかりしたものにし、次世代にバトンタッチしていく試みの中で、新会館竣工は本当にめでたい。新会館に恥じないよう、事業を発展させ、無事故・無違反で経済の血液としての物流を流して欲しい」と述べた。 大高氏ら代表5人でテープカットを行い、懇親会で交流を深めた。 【写真=テープカットに臨む大髙理事長(左から2人目)ら】