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新和通商、エンジン洗浄機導入 安定稼働&コスト削減

物流企業

2018/04/30 0:00

 【神奈川】新和通商(新村千成社長、神奈川県大和市)は4月から、エンジンを非分解で洗浄機できる装置を本格的に導入し、車両の安定稼働とメンテナンスコスト削減を図っている。併せて、ドライバーの健康管理も徹底。人と車のコンディション維持で「車を止めない体制」を確立し、輸送品質向上と収益性アップを目指している。(吉田英行)  導入したのは、サンオータスが国内販売する米国製エンジン洗浄機「ディーゼルプロ」。装置をトラックの燃料ラインにつなぎ、洗浄液をエンジン内に送り込みエンジンを始動させるだけで、故障や燃費悪化の原因となる燃焼室内部のカーボンを徹底的に取り除く。  新和通商ではベテラン整備士がおり、点検整備には以前から注力している。それでも2017年末の繁忙期には、DPF(ディーゼル排気微粒子除去装置)が原因とみられる故障が続き、ドライバーだけが高速バスで帰社する事態もあった。  「トラックが止まることと、整備コストが増えることは、経営に大きな影響を及ぼす。エンジン洗浄機に投資しても、それで車が止まらなくなればメリットは大きい」(新村社長)と考え、導入を決めた。  同社の整備士によると、エンジン洗浄機と独自の洗剤を使ったDPFの徹底洗浄により、DPFの不具合はほぼ解消。全車にデジタルタコグラフを装着しているため元々燃費は良いが、更に1割以上の改善が見込めるという。  このほか同社では、ドライバーの健康管理にも注力。点呼時の血圧測定、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の定期検査、年1回のインフルエンザ予防注射も全社で実施している。  新村氏は「車を止めないことと、優秀で健康なドライバーを確保することが運送事業の基本。その上で品質を高めることが重要だ。人も車も、常にベストコンディションを心掛けておけば、無駄なコストやロスを減らすことができ、運行の収益性を高められる」としている。  同社は1988年設立。中型車を中心に64台を保有し、医薬品、食品、飲料、精密機械、雑貨などの運送、保管、軽作業を幅広く手掛ける。 【写真=人も車もベストコンディション】





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