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東運局、車輪脱落防止へ街頭検査 長者原SAで積載法を指導

行政

2018/04/23 0:00

 【宮城】東北運輸局は13日、東北自動車道・長者原サービスエリア(SA)上り線で、貨物自動車からの落下物及び車輪脱落防止のための街頭検査を行い、正しい積載方法や車両点検整備を指導した。  2017年10月、中国自動車道でスペアタイヤ脱落に起因する死亡事故が発生したことや、管内で大型自動車の車輪脱落事故が増加傾向にあることから、ドライバーへの注意喚起を目的に実施した。  宮城県警高速道路交通警察隊や東日本高速道路東北支社のほか、自動車整備団体などの関係者40人が参加。SAに入ってきた大型車を警察官が誘導して停車を要請。次に、東運局の検査官らが荷物の積載方法を確認したり、ホイールナットの締め付け状況を調べたりした。  特に、スペアタイヤに関しては道路運送車両法に基づく「自動車点検基準」が改正され、18年10月から運用が始まることから、取り付け具合を入念にチェックした。  管内では、トラックとバスなどの運送事業者による車輪脱落事故も多く、17年は17件(前年比2件増)発生している。  同日は、貨物車27台を検査し、6台に整備に関する口頭警告を行った。また、21台のホイールナットの締め付け状況を確認し、このうち7台が締め増しとなった。(富田久男) 【写真=トルクレンチを使ってホイールナットの締め付け具合を確認】





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