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UD、京都CCがオープン 敷地面積1.7倍に拡張 タワー型自動倉庫採用

産業

2018/04/19 0:00

 UDトラックス(村上吉弘社長、埼玉県上尾市)は10日、京都府久御山町に新築移転した京都カスタマーセンター(CC)をオープンさせた。旧施設が手狭で、老朽化していたことから建設したもので、敷地面積は1.7倍に拡張。1日当たりの入庫台数は車検を含め40台を計画する一方、メカニックスタッフ一人当たりの生産性を今後15~20%引き上げる。(落合涼二)  9940平方メートルの敷地に、2階建て事務所(延べ床面積730平方メートル)、検査場(床面積170平方メートル)、洗車場(床面積160平方メートル)、2階建ての整備工場(延べ床面積2590平方メートル)及び部品庫(延べ床面積370平方メートル)を設置した。建物及び設備を含めた投資金額は12億円。  事務所スペースには男女別の待合室をはじめ、会議室やミーティングルームなどを設ける一方、部品庫はコンピューター管理のタワー型自動倉庫を採用。これまでに比べ保管部品点数は2倍以上に増えた。また、検査場と事務所がLAN通信でつながれており、情報の一元化を実現。コース数は車検3、一般8、板金と塗装はそれぞれ1の計13コースを整えている。  京都CCが完成した府南部エリアは、工場進出や物流拠点の増加で、運送会社数が増えると同時に保有台数もアップしており、丸山浩二近畿支社長は「今後、更に成長の期待できる地域」と話す。  毎月の入庫台数は、車検100台、一般整備500台、定期検査120台、板金10台を見込み、当面は午前9時から午後5時30分まで営業。将来的には人員を増強し、2直体制を採り入れる方針だ。  9日開かれた開所式後の合同会見で、京都CCの田口博之カスタマーセンター長は「荷主企業が休む土日に車検や定期点検を望む声が増えている」と説明。丸山氏も「顧客がトラックの稼働率を重視する中、我々も喜んでもらえるサービスを提供し、物流パートナーとして選ばれる企業を目指していく。他社に負けないように投資も続けていきたい」と述べた。 【写真=一日当たりの入庫台数は車検を含め40台を計画】





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