センコー/ベトナム現法、北部でセンター稼働
物流企業
2018/04/12 0:00
センコーは2日、ベトナム現地法人が、フンイエン省フォーノイB工業団地内に建設したフォーノイ・ロジスティクス・センターを同日から稼働させた、と発表した。 フォーノイ・ロジスティクス・センターは、ベトナム北部のハノイから30キロ、ノイバイ国際空港から40キロの位置にあり、輸出入拠点であるハイフォン港からも70キロと、利便性が高い。 敷地面積3万5千平方メートル、鉄骨造り平屋建て、床面積1万6580平方メートルで、ベトナム北部では最大級の施設。両側に長さ150メートルの高床式トラックバース(計54台接車可能)を設置。幅12メートルのひさしを備えており、天候の影響を受けず荷役を行うことができる。 ベトナムは軟弱な地盤の土地が多いため、敷地内に計数千本の杭くいを打設、地盤沈下防止対策を徹底した。また、BCP(事業継続計画)対応として、非常用発電機なども設置。3千平方メートルの保税倉庫を設け、輸出入貨物にも対応するとともに、ICカードと指紋認証による入退室管理システムや監視カメラも整え、セキュリティー対策を強化した。(小菓史和) 【写真=3千平方メートルの保税倉庫を設け、輸出入貨物に対応】