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スキャンインター、テント倉庫の販売強化 国内 施工や保守を一貫体制に

産業

2018/04/12 0:00

 住宅資材やカーテン式荷台を販売するスキャンインター(影山伸社長、川崎市宮前区)は2018年度、大開口の「メガドア」を装備したテント倉庫の国内販売を強化する。販売から施工、保守までを同社が一貫して引き受ける体制を構築。物流業界への導入促進を図る。  標準サイズで間口14メートル、高さ6メートルのメガドアを装備。間口や高さはニーズに応じて自由に設定できる。メガドアは欧米では、倉庫のほか航空機の格納庫にも採用されている。  広い開口部を持つため作業性が高く、庫内で大型フォークリフトによる荷役や長尺物の取り扱いがしやすい。ドア扉には強度の高い2層のポリエステル生地を使用。側面のガイドレールに沿って自動開閉する。扉の底部はゴム製で、庫内の気密性を保つ。底部には安全装置が装備され、異常発生時は自動的にロックされる仕組み。  テント倉庫の膜には、軽量で光を通しやすい素材を採用しており、日中は晴天であれば照明が不要で、省エネにつながる。耐久性が高く、紫外線を通しにくいことから劣化も防止。一般的なテント倉庫や鉄筋型倉庫に比べ、施工費や保守費用が安いのも特長。  同社は3月27日付で、神奈川県から中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画の承認を受けており、18年度からメガドア搭載テント倉庫の販売・施工・保守の一貫体制を整える。  同社では、荷台の側面と天井部分が開閉するベルギー製カーテン式荷台の国内販売を1月から開始。荷役作業効率化やドライバーの負担軽減に取り組む物流事業者の関心を集めている。テント倉庫についても、物流業界での普及を目指す。(吉田英行) 【写真=間口や高さはニーズに応じて自由に設定できる】





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