栃ト協、トラック運送見学会を開く 県内初の高校生むけ
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2018/04/12 0:00
栃木県トラック協会( 吉髙神<きっこうじん>健司会長)は3月25日、初めて県内の高校生を対象としてトラック運送業見学会を開いた。この日は高校生9人が参加。栃木県トラックサービスセンター(宇都宮市)の駐車場に2、4トントラック4台を集め、荷物の積み込みなどを実演した。 吉髙神会長は「運送事業は、大変だが達成感のある仕事。朝早くから夜遅くまで働く場面でも、やりがいを感じられる。今日の見学会で、その点を感じて欲しい」とあいさつ。 見学会では、最初にセンター研修室で栃ト協事務局担当者がトラック運送業界について説明。この後、実際にトラックを見学した。 2トントラックは亀田運送(亀田昇社長、那珂川町)のアルミバンと、ウナン(半田臣一社長、宇都宮市)の小型移動式クレーン付き平ボディー車を、4トントラックはサンコー(阿部光記社長、日光市)の冷蔵冷凍車と、相良運輸(相良正則社長、宇都宮市)のパッカー車を用意。クレーンやフォークリフトを使った荷物の積み下ろし、温度管理配送、パッカー車の構造を説明した。 最後に、事業を所管する適正化事業対策委員会の山中委員長が「業界に興味を持ち、熱心に話を聞いてくれたことに感謝している。今、本当にドライバーが足りない。学校でも友人に今日のことを伝えて欲しい」と述べた。(佐々木健) 【写真=荷物の積み込みなど実演】