物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

新交協、ヒヤリ箇所をウェブで確認 冊子改良し関東・東北を掲載 スマホ対応を検討

団体

2018/04/09 0:00

 【新潟】新潟地方交通共済協同組合(川崎敬文理事長)は、インターネットによる急ブレーキ多発地点の地図表示サービスを手掛けている。2017年12月から始めたもので、16年に作成した冊子をバージョンアップさせたウェブ版となる。これまで対象エリアは管内だけだったが、関東と東北の2地域を追加。印刷媒体と異なり、一定期間でデータを更新するため、信頼性の高い情報を得られる。(河野元)  トランストロン(大岡信一社長、横浜市港北区)と富士通のクラウド型運行管理サービスを利用する事業用トラックの記録を基に、富士通マーケティング(藤田正美社長、東京都港区)と富士通交通・道路データサービス(FTRD、島田孝司社長、同)が情報提供する。  2年前の冊子では、新潟、山形、秋田の各県について掲載。地図や写真を多用し、見やすい編集に努めた。単なるヒヤリ・ハット箇所だけでなく、発生しやすい進行方向や曜日別の傾向も紹介した。  バージョンアップは、運行管理に活用している組合員の要望を踏まえて実施。関東では主要国道や首都高速道路など10路線を、東北では国道4号、7号、13号の各路線を取り扱うことにした。全て、始点から終点まで表示される。  新交協のホームページからサービスメニューにアクセスする。組合員は、事前に配布されたIDとパスワードを入力すれば使用できる。  地図上で多発地点を色分け。上りの場合は赤系、下りは黄系とした。その濃淡で、発生率も確認できる。午前や午後、夜間の時間帯、平日や土曜、日祝、3カ月単位など条件ごとの状況も見ることができる。  年末年始をまたいで2カ月間展開した「冬の交通事故ゼロ運動」から本格的に運用を開始。冊子が無い営業所でも使えるため、全般的に好評だが、現時点ではパソコンでの利用に限定される。今後はスマートフォン(スマホ)への対応も検討する方針だ。 【写真=地図上で急ブレーキ多発地点を色分け】





本紙ピックアップ

ジャパンモビリティショー開幕、環境対応「実証→実用」

 商用車の環境対応が「実証」から「実用」へと移行している。日本自動車工業会(片山正則会長)主催の「ジャパンモビリティショー2025」が10月30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。トラックメーカーなど各社は、…

国交省と公取委、合同荷主パトロール

 国土交通省と公正取引委員会は、大規模合同荷主パトロールを東京都で10月28、29の両日に行った。全国のトラック・物流Gメンが、大企業の本社の44%が集中し、地方に本社を置く荷主の主要支店も数多く立地する東京に集結した。…

近大病院・医学部移転、日通が輸送全体を管理

 近畿大学医学部の附属病院、近畿大学病院が大阪狭山市から堺市南区に移転するのに当たり、日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)が輸送の全体管理を務めた。医学部も移転する大規模な引っ越しだったものの、与えられた期間は8月…

京葉流通倉庫、出版効率化へPOD印刷

 京葉流通倉庫(箱守和之社長、埼玉県戸田市)は、書籍の在庫管理だけでなく、プリント・オン・デマンド(POD)による印刷業務も自社で手掛けている。倉庫会社として培ってきた在庫管理のノウハウを生かし、在庫数が一定数を下回ると…

オススメ記事

ジャパンモビリティショー開幕、環境対応「実証→実用」

 商用車の環境対応が「実証」から「実用」へと移行している。日本自動車工業会(片山正則会長)主催の「ジャパンモビリティショー2025」が10月30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。トラックメーカーなど各社は、…

国交省と公取委、合同荷主パトロール

 国土交通省と公正取引委員会は、大規模合同荷主パトロールを東京都で10月28、29の両日に行った。全国のトラック・物流Gメンが、大企業の本社の44%が集中し、地方に本社を置く荷主の主要支店も数多く立地する東京に集結した。…

近大病院・医学部移転、日通が輸送全体を管理

 近畿大学医学部の附属病院、近畿大学病院が大阪狭山市から堺市南区に移転するのに当たり、日本通運(竹添進二郎社長、東京都千代田区)が輸送の全体管理を務めた。医学部も移転する大規模な引っ越しだったものの、与えられた期間は8月…

京葉流通倉庫、出版効率化へPOD印刷

 京葉流通倉庫(箱守和之社長、埼玉県戸田市)は、書籍の在庫管理だけでなく、プリント・オン・デマンド(POD)による印刷業務も自社で手掛けている。倉庫会社として培ってきた在庫管理のノウハウを生かし、在庫数が一定数を下回ると…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap