東北道、矢巾スマートIC開通 岩手県で初 物流効率を促進
産業
2018/04/05 0:00
東日本高速道路東北支社(松崎薫支社長、仙台市青葉区)と岩手県、矢巾(やはば)町が共同で整備を進めてきた東北自動車道・矢巾スマートインターチェンジ(IC)が3月24日、供用を開始した。県内で初めてのスマートICとなり、物流の効率化や企業誘致の促進、地域産業の活性化に加え、2019年に開業予定の岩手県高度救命救急センターへの患者の搬送時間の短縮などの効果が期待されている。 紫波ICから北へ7.2キロ、盛岡南ICから南へ3.8キロに位置する矢巾パーキングエリア(PA)に併設。ETC(自動料金収受システム)の車載機を搭載した車両専用の施設で、24時間運用する。 岩手トラックターミナル(佐久間啓文社長、矢巾町)など多くの物流施設が立地する岩手流通センターを起点とした場合、これまで最寄りだった盛岡南ICを利用するより4分程度の短縮が見込める。 同日午後3時のオープンを前にセレモニーが開かれ、松崎支社長と達増拓也知事、高橋昌造町長らがくす玉開きやテープカットなどに臨んだ。(今松大) 【写真=オープニングセレモニーでテープカットを実施=矢巾町提供】