日立物流施設内に佐川営業所 ロジスティクス・配送を融合
物流企業
2018/04/02 0:00
佐川急便(荒木秀夫社長、京都市南区)と日立物流は3月29日、日立物流の物流施設に佐川急便の営業所を開設、と発表した。日立物流が保有する大山崎AE営業所(京都府大山崎町)に佐川急便が大山崎営業所を設け、4月1日から営業をスタート。ロジスティクスとデリバリーを融合させた施設展開を実現する。 名神高速道路と京都縦貫自動車道が交わる大山崎ジャンクションに近く、佐川急便は幹線輸送の利便性とともに、顧客サービスと輸送品質を向上。大山崎AE営業所への輸送効率向上や、使用車両数の削減による環境負荷低減を図るとともに、京都市と八幡市の4営業所の集配テリトリーを組み替えて、労働環境を改善する。 両社は資本業務提携を結んで以降、顧客基盤を相互に活用し、提案力を強化。様々なサービスの共同開発、施設や車両のシェアリングなどを実行している。今回の連携では、特に電子商取引(EC)事業者に対するワンストップサービスなど、近隣事業者向けの新たなソリューション提案が可能になると期待を寄せる。 なお、この取り組みは改正物流総合効率化法に基づく総合効率化計画に認定されている。(沢田顕嗣) 【写真=日立物流の大山崎AE営業所の入り口に立つ佐川急便の大山崎営業所の看板】