泉南陸運青協、少年サッカー大会を協賛 子供に業界アピール
物流企業
2018/03/19 0:00
【大阪】泉南陸運青年協議会(宇賀隆義会長)が協賛した、少年サッカー大会「第1回トラックカップ in 泉州」が3、4の両日開催された。同大会には、地元の泉佐野市や大阪府内にとどまらず、京都府、奈良県、愛知県から20チーム300人が参加。トラックの試乗も交えて子供たちに業界の魅力をアピールした。 トラックカップは、小学6年生以下のチームを対象とした8人制のリーグ戦で、大会役員として宇賀会長(宇賀急配)が顧問、メンバーの内畑谷剛氏(関空運輸)は副委員長を務めている。協賛の予算40万円は、泉南青協10万円、メンバー各社15万円、関係団体と地元企業15万円で分担した。 サッカー大会の協賛については、ドライバー不足が深刻化する中、人材確保対策の一環として発案。将来を担う子供たちがトラックに触れ、物流について知る機会となることを願って実現にこぎ着けた。 会場には、試乗と写真撮影用にウィング車、冷凍車、キャリアカーなど各種トラック4台を持ち込み、業界活動のパネル展示と併せてPR。ドライバー気分を味わう子供たちで終始にぎわった。また、青協メンバーの家族が昼食時の炊き出しを応援した。 今後は、規模や地域、業界での広がりも含めたスケールアップを検討しながら大会の継続を進めていく。 宇賀氏は、開会式のあいさつで「泉南青協は、社会貢献、業界の地位向上、交通安全の活動に取り組んでいる。物流は、人に例えると血液にあたり、止まると日本社会が死んでしまう。トラックの運転では、ルールを破ると交通事故になる。サッカーを通じてルールを守ることの大切さを学んで欲しい」と述べ、大会の意義を訴えた。(渡辺弘雄) 【写真=ドライバー気分を味わう子供たち】