双葉運輸、東広島市に第2センター 5月稼働 小売店むけ中継で 企業内保育所を構想
物流企業
2018/03/15 0:00
双葉運輸(長谷川忠宏社長、広島市西区)が建設を進めていた志和第2物流センター(東広島市)が2月末、完成した。5月から事業を立ち上げる予定で、3月に準備室を設置した。(矢野孝明) 山陽自動車道・志和インターチェンジに隣接する志和流通団地内に用地を取得し、地上2階建て、延べ床面積1万3920平方メートルの倉庫を構えた。東西に各5バースを設置、垂直搬送機とエレベーターをそれぞれ2基備えた。 山陽エリアの小売店向け中継拠点として使用し、商品の入出庫からピッキング、配送まで一貫して受託する。5月から稼働させる計画で、荷主と業務内容を調整、スタッフの募集も開始した。 トラックは20台近く配備し、庫内作業員は短時間勤務のパートを含め90人を新たに雇用したい考え。女性ドライバーの就業を支援する制度や、企業内保育所設置の構想もある。 同団地内には既存の東広島物流センターがあるが、第2物流センターの開設に合わせ、志和第1物流センターに改称する。 西部支店の下戸英義支店長は「交通アクセスの利便性が高く、広島・岡山の両地域の結節点にある。立地条件とセンター運営のノウハウを生かし、入居企業の事業展開を支援していきたい」と話している。 【写真=山陽エリアの要衝に立地】