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圏央入間センター竣工、初の自社物件 チルド対応 最大3区画に分割可能

物流企業

2018/03/05 0:00

 【東京】大手スーパー向け温度管理物流の日本WeP流通(細村保夫社長、東京都武蔵村山市)は2月20日、初の自社物件となるチルド物流拠点「圏央入間物流センター(埼玉県入間市)」を竣工させた。(佐々木健)  3300平方メートルの敷地に、事務所を併設した鉄骨造の一部2階建て施設は延べ床面積1700平方メートル。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)・入間インターチェンジ、国道16号から1.5キロと立地に恵まれた。同社が運営する物流センターとしては3カ所目となり、通過・保管型の運用を検討している。  ドックシェルター11基の両端は、可変式大型トラック用シェルターを採用。幅と高さを調整でき、4トン車にも対応する。2トン車用の9バースのうち4バースは、跳ね上げ式テールゲートリフターを装着した車両が接車できるよう、高床式ホームの下に空洞を設けた。  また、「川田工業システム建築」工法を取り入れたことで、1300平方メートルを超える庫内の中間柱を排除。可動式の間仕切りによって最大3区画に分割が可能で、セ氏0~5度のチルド帯から15度程度まで、取り扱う食材によって温度を変更できる。天井埋め込み式の冷蔵設備は、作業員に冷風が直接当たらず、快適な作業環境を実現した。  更に、センターの屋上部分に太陽光発電設備を導入。発電した電力を施設運用に回すことで、最大15%程度の電気使用量削減を見込む。  当日行った竣工式で、施工した川田工業(川田忠裕社長、富山県南砺市)をはじめとした関係者に感謝状を贈った。  細村社長は「チルド物流の物量は増加しており、既存の入間物流センターが手狭になったことから、3年前から用地確保で物件を探していた。新センターは現場目線で運用しやすいものを設計した。環境にやさしいのはもちろん、働く庫内作業員にも快適なものを目指した」と話している。 【写真=ドックシェルター11基の両端は、可変式大型トラック用シェルターを採用】





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