磐栄3子会社、連携強め地域経済振興 安全大会でトップが決意表明
物流企業
2018/02/26 0:00
【福島】磐栄ホールディングス(村田裕之社長、福島県いわき市)傘下の3社は11日、合同安全大会を開いた。経営トップが決意を表明したり、事故防止対策を示したりし、磐栄グループの一員として連携を強め、輸送サービスを通じて地域経済の振興と震災復興に努めていくことを誓った。(富田久男) 県内でも物流需要が多い中通りに拠点を置く、エムケー物流(藤田安宏社長、大玉村)、福島北桑運輸(同、桑折(こおり)町)、川俣貨物(武藤正男社長、川俣町)の社員間の意思疎通を図り、安全で高品質なサービスの標準化を目指すのが狙い。 村田社長は「これまで東北から関東、東海、近畿までのネットワークを構築した。3月末までに、北海道と九州にも進出する。これからは注目される企業より、評価される企業を目指したい」と述べ、第一線で活躍するドライバーに安全輸送の徹底を呼び掛けた。 また、「今年は物流イノベーション(技術革新)元年でもある。車両の大型化と中継輸送に加え、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)、ロボットなどの先端技術を取り入れ、顧客ニーズに応えていく」との方針を示した。 この後、各社代表が安全対策と売り上げ目標、経営方針などを挙げて決意を表明。安全スローガンを唱和して事故ゼロに全力で取り組むことを誓った。 続いて、プロデキューブの高柳勝二社長が「お客さまから『ありがとう』と言われるために」をテーマに講演。他社ドライバーの安全品質への取り組み事例を紹介しながら、プロとしての運転マナーや心構えを説いた。 【写真=安全スローガンを唱和して事故ゼロを誓う】