清水運輸など/デザイントラ表彰、入賞作を車体に描く
物流企業
2018/02/15 0:00
清水運輸(清水英次社長、埼玉県志木市)、萬運輸(東海林憲彦社長、横浜市鶴見区)、「オートボディプリンター」メーカーのエルエーシー(村井秀世社長、東京都町田市)など7社は4日、東京日野自動車(川井博人社長、港区)の新狭山支店(埼玉県狭山市)で、専門学校生から募集した作品をトラックに描いた「デザイントラック」の表彰式を行った。人材確保に向けた運送業界のイメージ向上が目的。入賞した学生を表彰するとともに、会場でデザイントラック5台を展示した。 東京デザイン専門学校(東京都渋谷区)との連携で実施。今回は同校の学生9人から87点の応募があり、このうち6人の9点が入賞作に選ばれ、トラックの車体にプリントされた。 表彰式で、清水社長が「皆さんのデザイナーとしてのモチベーション向上に加え、多くの人に運送業界に興味を持ってもらうためのPRにもつなげたい」とあいさつ。 受賞者を代表し、清水運輸のトラックに作品が採用されたグラフィックデザイン科1年の副島雪さんは「チョウをモチーフにし、トラックにもあてはまる躍動感を表現した。色は軽快でさわやかな印象の青を使った。表彰を糧に、これからも頑張りたい」と話した。 エルエーシーの長坂純一国内営業部長も「学生の皆さんには素晴らしいデザインをしていただき、ありがたい思い。一つひとつのデザインが、多くの人に感動と喜びを与える。これからも活動を継続していく」と述べた。 受賞者には、参加各社の社長から表彰状とデザイントラックの模型が記念品として贈られた。 会場には入賞作品が描かれたデザイントラック5台が展示され、学生と各社の社長らが記念写真を撮影したり、トラックの走る地域や積み荷について各社が説明したりした。(吉田英行) 【写真=東京デザイン専門学校との連携で実施】