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東海運、極東ロシアへ飲料輸出 衛生用品に続き第2段 徳島活性化に貢献

物流企業

2018/02/05 0:00

 【徳島】極東ロシアビジネスに力を入れている東海運(粟飯原一平社長、徳島市)は1月27日、複数メーカーのインスタント飲料をハバロフスクの小売業者に向けて輸出した。2017年3月に同じ小売業者に衛生用品を初めて輸出しており、今回が第2弾。今後は、徳島県の産品も輸出して地元の活性化に貢献していく方針だ。(江藤和博)  輸出したインスタント飲料の重量は10トンで、40フィートのハイキューブ(背高)コンテナに積み込み、徳島小松島港から韓国船社の定期コンテナ航路(釜山港経由)で海上輸送。ウラジオストク港に陸揚げし、現地の輸送事業者がハバロフスクまで陸上輸送した。  商品は東海運がメーカーから仕入れてハバロフスクの小売業者に販売する形だが、本業の物流事業への波及効果もあった。インスタント飲料には一つひとつロシア語の説明文を貼付(ちょうふ)する必要があるが、東海運ではマリンピア配送センター倉庫(徳島市)でこうした作業を行ったほか、国内輸送もカバーした。  2月には社員をハバロフスクへ派遣し、現地での販売状況を確認するとともに、次回の輸出に向けての商談も行う。今回のインスタント飲料は現地の要請に応じて調達したもので、2回目の輸出も予定している。  同社では今後、有望な市場として極東ロシアに着目。社内にプロジェクトチームを設けて調査研究を重ね、これまでの輸出を通じ、現地との信頼関係も徐々に構築されつつある。  ロシアビジネス関連の行事への参加にも積極的で、ロシアNIS貿易会(村山滋会長)が3月8日に徳島市で開くビジネスセミナーに協力。また、外務省や在ロシア日本大使館が24、25の両日にモスクワで開催する各地方自治体のPRイベントにも参加。徳島県の要請を受けて、県産品の提案・とりまとめ・輸送のほか、社員を派遣し、県ブースで県産品の紹介などを行う予定だ。 【写真=40フィートのハイキューブコンテナに積み込み】





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