物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

ヤマト、関西GWに見学コース 100周年 取り組み・歴史を紹介

物流企業

2018/02/01 0:00

 ヤマトホールディングスは1日、関西ゲートウェイ(GW、大阪府茨木市)で一般向け見学コースをオープンさせた。2019年に迎える創業100周年に向けて、取り組みや歴史を広くアピールし、イメージアップを図る。  見学コース開設は14年に開始した羽田クロノゲート(東京都大田区)に続いて2例目。羽田クロノゲートには年間4万人、累計で13万人が来場しており、関西ゲートウェイでは年間来場者1万人を目指す。  100年間の歩みを紹介する展示スペースから始まり、ヤマトグループの事業や宅急便に込めた思いを紹介する見学者ホール、目の前を流れる荷物が最新鋭の機械で仕分けされる様子を眺められる見学者コリドーに続く。  見学者ホールは、ヤマトグループの取り組みを映像で紹介するほか、壁面には各種サービスの社会的役割を表す言葉を記載した。そのすぐ下に埋め込まれた引き出しを開けると、対応したサービスの詳細を解説するタブレット(多機能携帯端末)や使う機材の見本が表れる仕組み。  広報戦略担当シニアマネージャーの片桐章裕氏は「顧客あってのヤマトグループであり、その感謝の気持ちを伝えることがコンセプト。その一方で、宅急便以外にも多数の事業を推進していることを積極的にアピールし、未来の利用者を確保したい」と話した。(蓮尾輝) 【写真=荷物が最新鋭の機械で仕分けされる様子を眺められる見学者コリドー】





本紙ピックアップ

AZ-COM丸和HD、C&FロジにTOB

 AZ-COM丸和ホールディングスは21日、C&Fロジホールディングスに対してTOB(株式公開買い付け)を実施する、と発表した。互いに低温食品物流を展開しており、共同配送など物流ネットワークの強化と効率化を推進することで…

物効法・貨物事業法改正案、来月にも成立見通し

 「2024年問題」に対応し、荷主への規制や多重下請け構造の是正措置などを盛り込んだ物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が21日、審議入りした。同日の衆院本会議で斉藤鉄夫国土交通相が法案の趣旨説明を行うとともに…

次世代ITS先行PJ、新年度から実証実験

 国土交通省は19日、次世代ITS(高度道路交通システム)の実現に向けた「スタック(立ち往生)予兆検知」「EV(電動自動車)」「自動運転」「大型車の通行適正化」など五つの先行プロジェクト(PJ)の検討体制を明らかにした。…

小島薫TDBC代表理事/バース予約システム「荷主利用」、無策な普及に警鐘

 物流革新に向けた政策パッケージを受けた法制化の動きを踏まえ、物流の効率化・合理化を図るため、特に着荷主でバース予約システムの導入が進むとみられる。運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)の小島薫代表理事(64)は「荷主都…

オススメ記事

AZ-COM丸和HD、C&FロジにTOB

 AZ-COM丸和ホールディングスは21日、C&Fロジホールディングスに対してTOB(株式公開買い付け)を実施する、と発表した。互いに低温食品物流を展開しており、共同配送など物流ネットワークの強化と効率化を推進することで…

物効法・貨物事業法改正案、来月にも成立見通し

 「2024年問題」に対応し、荷主への規制や多重下請け構造の是正措置などを盛り込んだ物流総合効率化法と貨物自動車運送事業法の改正案が21日、審議入りした。同日の衆院本会議で斉藤鉄夫国土交通相が法案の趣旨説明を行うとともに…

次世代ITS先行PJ、新年度から実証実験

 国土交通省は19日、次世代ITS(高度道路交通システム)の実現に向けた「スタック(立ち往生)予兆検知」「EV(電動自動車)」「自動運転」「大型車の通行適正化」など五つの先行プロジェクト(PJ)の検討体制を明らかにした。…

小島薫TDBC代表理事/バース予約システム「荷主利用」、無策な普及に警鐘

 物流革新に向けた政策パッケージを受けた法制化の動きを踏まえ、物流の効率化・合理化を図るため、特に着荷主でバース予約システムの導入が進むとみられる。運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)の小島薫代表理事(64)は「荷主都…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap