物流ニッポン – 全国の物流情報が集まるポータルサイト

三菱地所、リフト講習会 テナントや近隣業者招き

産業

2018/01/29 0:00

 三菱地所は24日、マルチテナント(複数企業入居)型物流施設「ロジクロス厚木」(神奈川県厚木市)で、テナント企業や近隣地域の物流会社を対象にしたフォークリフト安全講習会を開いた。  構内作業での安全意識高揚が目的で、三菱ロジスネクストの販売会社のロジスネクスト東京(高梨光司社長、東京都大田区)と、同施設を1棟借りしている三鷹倉庫(鷹野衛二社長、大阪市生野区)が協力。物流施設のディベロッパーが主催し、テナントだけでなく近隣事業者も招いたリフト講習は珍しい。  同施設は2017年3月に竣工した、三菱地所の単独開発による関東初の物件。敷地面積1万4800平方メートル、4階建てで、延べ床面積2万9900平方メートル。  東名高速道路・厚木インターチェンジ(IC)から2.5キロ、小田原厚木道路・厚木西ICからは0.9キロと近く、28日の新東名高速道路・海老名南ジャンクション―厚木南ICの開通により、一層の利便性向上が見込まれている。  講習は三鷹倉庫のサブリース先のテナント企業2社のほか、近隣の物流会社4社も参加した。  ロジスネクスト東京の清水康裕湘南支店長が、フォークリフトの事故事例と原因について解説。プラットホームからの転落やスロープでの事故、充電時の感電・火災、バッテリーの取り扱いなどに注意を呼び掛けた。  実技講習では、1.5トン積みバッテリー式リーチ型フォークリフトの最新モデルを使い、清水氏が始業点検、危険予知、正しい操作、各種安全装備について説明。  三菱地所物流施設事業部は「テナント企業や近隣事業者の安全、安心の追求の一助となるよう企画した。今後もこのような取り組みを各物流施設で進めていく」としている。(吉田英行) 【写真=ロジスネクスト東京の清水支店長が、フォークリフトの正しい操作や安全装備について説明】





本紙ピックアップ

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

オススメ記事

相次ぐクマ被害、敷地出没や車両衝突

 クマの被害が後を絶たない。11月末時点の環境省の速報値で、2025年のクマによる人身被害が230件に達し、過去最高を記録した。敷地内への出没や車両との衝突など物流業界への影響も小さくない。修理費が高額に及ぶケースもある…

臨時国会閉会、暫定税率廃止法など成立

 第219回臨時国会が17日、閉会した。内閣提出法案は、2025年度補正予算案などを除くと、気象業務法及び水防法の一部改正案など11件が提出され、全て成立した。衆・参議員提出法案は、通常国会からの継続審議の法案を合わせて…

経産省「健康経営銘柄」、殿堂入り制度を創設

 経済産業省は、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する健康経営がより評価されるよう、健康経営銘柄に複数回にわたり選定された企業を顕彰する「健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)」を2026年度にも創設する。1…

公取委調べ/価格転嫁25年度、「7割以上」0.3㌽上昇

 公正取引委員会は15日、価格転嫁円滑化の取り組みに関する2025年度の特別調査の結果を公表し、トラック運送業などは多重委託構造が存在するため、元請けから下請けの同業者への価格転嫁が円滑に進んでいないと分析している。 受…

Share via
Copy link
Powered by Social Snap